三浦:「さあこどものミ・カ・タ学びのツボのコーナーです。早速本日の講師の方ご紹介します。個別指導学院サクシード日吉校の井上貴文先生です。よろしくお願いします」
井上学院長:「よろしくお願いします」
全員「お願いしまーす」
三浦:「さあ、今日はですね、どんなジャンルの問題でしょう?」
井上学院長:「はい、今日はことわざですとか、言葉の問題です」
松本さん:「得意!」
三浦:「みなさん、言葉の問題は得意ですよね」
松本さん:「得意ですよだってお芝居やってますもん。ことわざばんばん入ってきますよね」
三浦さん:「みなさん、言葉を使わないと仕事になりませんからね」
松本さん:「そうですよそうですよ」
三浦さん:「じゃあ自信満々なので、今日はですね、おひとりに一問ずつ問題をご用意しております 」
松風さん:「ああ百問ぐらい出してもらっていいですよ」
三浦さん:「すごい自信で。大丈夫ですかね先生」
井上学院長:「そうですね。皆さんが思っているとおり答えていただければ大丈夫だと思います」
三浦さん:「はい。それではまず松風さんにご用意した問題こちらです」
松風さん:「あ、黒板に書いてあるんですね」
三浦さん:「さあ松風さん、まず問題、こちらの問題読んでもらいましょうか」
松風さん:「え?」
三浦さん:「はい。どうぞ声に出してお読みくださーい」
松風さん:「げき?」
松本さん:「檄だよ」
松風さん:「あ、檄だ。あぶね。いや、檄をとばすって漢字で書かないじゃんふつう。しかも木へんなの?」
三浦さん:「あぶないなあ、あぶない。これをですね、三択から選んでいただきます」
三浦さん:「さあ山川さん、山川さん問題はこちらです」
山川さん:「はい。犬も歩けば棒に当たる」
三浦さん:「よく読めました。よく読めましたー」
松風さん:「超簡単じゃない。これ簡単すぎるでしょ」
松本さん:「簡単すぎるよー」
三浦さん:「はい、こちらも三択からね、お答えいただきます」
三浦さん:「さあリカ姉は? こちら」
松風さん:「ぴったり」
三浦さん:「はいどうもー。ミス破天荒ありがとうございます」
松本さん:「ミス破天荒じゃねえ。なんだそれ(笑)」
三浦さん:「ということで、三択からね、それぞれ選んでいただきましょう。それではシンキングタイムスタート!」
三浦さん:「はい、終了ー。よろしいですか? じゃあちょっと、おひとりずつ見ていきたいと思います。松風さん檄を飛ばす。自分の考えや主張を人々に知らせ同意を求めること。ということなんですが、たとえばこう、用例ですね、松風さんこの檄を飛ばす、どんなふうに使いますか普段。
日常会話で?」
松風さん:「えーーーー・・・今期こそはと! 中畑監督が檄を飛ばす」
三浦さん:「それでは先生、正解をお願いいたします」
井上学院長:「はい」
(正解チャイムの音)
三浦さん:「なんと大正解!」
松風さん:「大人ですものだって」
三浦さん:「え? あたし、あの、イだと勘違いしてる方多いんじゃないかと思ってたんですが?」
井上学院長:「そうですね。一般的にはイ、活を入れるとかですね、そういった使い方で使われる場合が多いと思うんですが、さきほど松風さんがいってたこの、檄っていう字ですね、さんずいに、こっちの木へんじゃなくてさんずいの場合、激励するの激と混同してしまって、そういう使い方をしてしまうってことが多いです。でも実は、この檄っていう字は、自分の考えとか意見を、相手に知ってもらうための文章っていう意味があるんですね」
全員:「文章! へえー」
井上学院長:「なので、元気、励ますっていった意味のゲキっというのとまた違うので、注意していただきたいと」
三浦さん:「はい。ぜひ皆さん憶えておいてください」
三浦さん:「さあ、続いては山川さんですよ、はい。アを選択しましたね。何かしようとすると災難に会うことが多くなる」
山川さん:「はい」
三浦さん:「じゃあ、どんな感じで使うかこちらも用例いいですか」
山川さん:「あのー、今期の中畑監督が今期そうやっていくと、犬も歩けば棒に当たる状態になるぞって言った」
三浦さん:「どんな気持ちでいってるんですか、気を付けろよ、みたいなことで仰ったということで」
山川さん:「気を付けろよってことで。言った!」
三浦さん:「油断するなよ、みたいなことですね」
山川さん:「はい、そうです」
三浦さん:「それでは先生、正解は?」
(正解チャイムの音)
井上学院長:「はい。正解です」
三浦さん:「え、まるなんですか?」
井上学院長:「はい、ただ、ただですね、本来の意味はこっちなんですけども、この、災難があるっていうとこなんですが、最近ではこっちの、いいことに出会えるっていう使い方の方が多いです」
山川さん:「え、そんな意味って最近、現代版とかに変わったりするんですか」
井上学院長:「そうですね」
三浦さん:「日本語はね、生き物と言われてますから、良く変わっていくんですよね」
井上学院長:「そうなんです、この当たるっていうのがいい意味に捉えて。幸運だっていう」
三浦さん:「どちらでも使っていいってことなんですか?」
井上学院長:「そうですね、二つ意味を知っておいてほしいなっていうとこですね。
一個でも真逆の意味があるっていうのを知っておいていただくと、すごくいいかなと思います」
松本さん:「そんなことあるんだー」
山川さん:「それ、じゃあ意味知らないと、その、この、ことわざを言われたときに解釈も、あれ、なんか気分良くないときもあるかもしれないですよね」
三浦さん:「幸運のつもりでこっちは使っていたのに、相手にとっては災難だと思っていた。なんでこの方そんなこと言うのかしらって」
山川さん:「だから理解しとかないとダメですね、言われる側もね」
三浦さん:「そうですね。さあ、続いてリカ姉の答えですけれども。じゃリカ姉ちょっと、用例をお願いします。」
松本さん:「字のまんまですよ。字のまんま。ふだん破天荒ってよく私言われてるんで。破天荒だねーって言われてるんです先輩から」
三浦さん:「それちょっと理想入ってますけどね。はい。じゃ先生お願いしまーす」
(不正解ブザーの音)
井上学院長:「はい。アは不正解です」
三浦さん:「え、じゃあほんとの正しい答えは?」
井上学院長:「はい、イです」
松本さん:「ああ、イですね。誰も成し遂げなかったことをすること」
三浦さん:「え、これもまたちょっと違った感じで使ってますよおそらく」
松風さん:「大成するっていうか、達成する的な要素、感じたことないですか?ちょっと、豪快だとか」
三浦さん:「荒々しい、破る、なんて漢字が使われてるとね」
松本さん:「こっちだよー。こっちが正解!」
三浦さん:「完全、小6のリアクションですね(笑)」
松風さん:「破天荒って言葉は、何か感じが組み合わさってる言葉?」
井上学院長:「えっとですね、これは、中国の故事に由来するものでして、科挙という国家試験のようなものっていうのに、天荒っていうこの二つの言葉が、未開発の土地っていう意味があります。で、百年以上ある土地で、その科挙、試験に受からなかった土地があって、ある人が百年間で初めて受かったっていう話があります。なので、天荒を破った」
松風さん:「その状態を打破した」
井上学院長:「そうですね」
松風さん:「成し遂げてるんだ」
井上学院長:「そうです。なので、褒め言葉です」
松本さん:「じゃよく褒められてるんだ、私ね」
三浦さん:「そうですよ、はい。素直に受け取っていきましょう」
三浦さん:「さあということでみなさんもお勉強になったでしょうか。このコーナーではみなさんからの相談、悩みなどを募集しております。こちらまでどしどしお寄せ下さい。お待ちしております。それでは最後に、井上先生にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました」
井上学院長:「ありがとうございました」
全員:「ありがとうございました」
次回は中田校の片野学院長が暗算の問題を解説します!
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