三浦:「さあ本日の講師の先生です。個別指導学院サクシード日吉校の、井上貴文先生です。よろしくお願いいたします」
井上学院長:「よろしくお願いします」
全員「お願いしまーす」
三浦:「先週に続いてまた初登場の先生ということになりますけれども、いかがですかこのスタジオは?」
井上学院長:「そうですね、緊張してますが、がんばっていくのでよろしくお願いします」
山川さん:「お願いしまーす」
三浦さん:「それではさっそくなんですけど、今日の問題のジャンルから伺いましょうか」
井上学院長:「今日は場合分けの問題を解いていただきます」
三浦さん:「場合分け? 皆さん場合分けってご存知ですか?」
松本さん:「場合分け?」
三浦さん:「場合分け。どういうものなんですか」
井上学院長:「そうですね、算数ですと、けっこう計算っていうイメージが強いと思うのですが、場合分けは確率と一緒に出てくる観念です」
三浦さん:「算数の問題なんですね。ということは、小学生のときに学ぶ内容ですよね?」
井上学院長:「そうですね、六年生くらいで習う範囲になります」
三浦さん:「今日は小学六年生レベルの問題を解いていただきたいと思います」
全員:「六年生!」
三浦さん:「それでは今日の問題こちらです。先生お願いします」
井上学院長:「はい、えーテーブルの上にサイコロが9個あります。その中にひとつだけ重いサイコロがあります。天秤を使って重いサイコロを見分けるためには、最低何回使えばわかるでしょうか?という問題です」
三浦さん:「はいこちら天秤です。懐かしいですね。さあそれではさっそくお答えいただきます、どうぞ」
松本さん:「あまり天秤にかけちゃいけないってよくいうよね」
松風さん:「あー、ものごとを天秤にかけるな。なるほどリカ姉」
三浦さん:「まあ大人ですからついつい天秤にかけることもあると思いますけれども。はい」
松風さん:「そういう大切なことを教えてくれたのも・・・」
三浦さん:「これが場合分け」
井上学院長:「そうですね、こうなった場合どうなるっていう、仮定をおいてやっていただくとわかりやすいかと」
三浦さん:「仮定が大事なんですね。仮定と予測。はい。さあ、大人ですからね、いろいろ仮定をしてね、生きてると思いますけれどもね。今日のサイコロ問題でも役立てていただきたいと思います。はい、シンキングタイム終了。」
(終了チャイムの音)
三浦さん:「じゃまず、フリップ出していただきましょう。はい、せーの、どうぞ。・・・えー、リカ姉(笑)」
松本さん:「ん、なに?」
三浦さん:「運が良ければ一回」
山川さん:「えー。そりゃそうですけどー」
三浦さん:「運が良ければね」
松風さん:「なんら無作為に選んだ二つを、乗せてみて、傾いたら、お前だっ!って、一回でできる訳ですね」
三浦さん:「先生、こういう考え方どうですか?」
井上学院長:「そうですね、あの、運ではなくて、こうしたら、できるっていうのを答えていただきたいなと…(苦笑)」
松本さん:「だって、できるかもしれないじゃん」
三浦さん:「かもしれないじゃなくて(笑)」
松本さん:「いやいつもね、人生あたし、かもしれない!で、生きてるんですよ!」
全員:「(笑)」
三浦さん:「山川さんは多いですよ」
山川さん:「私はー」
松本さん:「もう、7回もやっちゃダメでしょ、9個を」
松風さん:「なんで7なの?」
山川さん:「やっぱりねあの、主婦でね、二児の母なんで堅実にね、1個ずつちゃんと試していくわけですよ。1個ずつのせて、その重いのと次の1個をどんどん比べていくと、7回なわけです」
松風さん:「その途中で当たるかもしれないじゃん」
三浦さん:「その考えだと七回ではならないですよね」
井上学院長:「そうですね」
三浦さん:「そうですよね。あの考えだともっと多くなりますね数はね」
山川さん:「多くなるんですか?」
三浦さん:「そういうことになります」
松風さん:「なにいってんだかわかんない」
全員:「(笑)」
三浦さん:「さあ、松風さーん」
松風さん:「いきましょう、わたくし、ピンときまして。」
三浦さん:「三つずつですか、じゃちょっともうね、実際にやってもらいましょうか。ね。松風さんこちら出てきていただいて」
松風さん:「いや。違う。ちょっとやばくなってきたわ。これ、だって一回でカタンっていっちゃった場合どうすんだよって話だもん」
三浦さん:「一回目でカタンって傾く場合もありますよ?」
松本さん:「傾いたら、傾いたのをまた量ればいいじゃん」
三浦さん:「それも全部、全部ひっくるめて仮定して、最低何回か。この中に一個重いものがあります。では3つ天秤に載せますよ」
松本さん:「お、お、ちょっといいんじゃないこれ、バランスいい」
松風さん:「これ、だからこの場合、おんなじでしょ、これ、ね、右左のふり幅が一緒だったら同じとか習いましたよね」
井上学院長:「そうですね。これは同じ重さですね」
松風さん:「てことは、ここにいる。犯人はこの中です。残された3つの中!」
松風さん:「で、この3個を…」
松本さん:「2個と1個で量る?」
三浦さん:「2個と1個にしたら、このうちのどっちかだからもう一回はからなきゃいけなくなりますもんね。ていうことは・・?」
松風さん:「1個ずつ載せた場合、カタンと傾いた方が犯人だし、傾かなかったら残された1個が犯人だ」
松本さん:「あ、そうだね」
松風さん:「犯人って意味わかんないですけど(笑)」
三浦さん:「ということは、答は・・何回かという数字でいうと、大正解、二回です!」
(正解チャイムの音)
井上学院長:「正解です」
松風さん:「ありがとうございます。まあ今、後半完全に全員が知恵を結集して。ぼく一人じゃなかったですけど」
三浦さん:「ではあらためてね、先生に解説していただきたいと思いますので。これが場合分けですって。ちょっと黒板で説明していただきましょう。場合分けってね、なかなか普段使わないかもしれませんが。はい、こちらです。いまの考え方とまったく同じなんですけれども」
井上学院長:「そうですね。あの、いまやっていただいたとおり、9個を三つのグループに分けます。で、そのうち、重いものがあるところと、もうひとつ、二番か三番のグループを比べていただくと、重いほうが入っている天秤のほうが重くなります。ですのでここに、重いものが入ってるってわかります。で、2、3を比べた場合、さきほどやっていただいたとおり、釣り合います。ですので、重いグループっていうのがわかります。で、次に二回目です。はい。同じことをやっていただきます。で、一個ずつになりますので、重いほうと軽いほう、測ると、重いほうが下がります。ですので、これが重いと。で、軽いほう二つ比べていただくと、釣り合うので、残った奴が、重くなると」
松風さん:「やいや先生にそうやって説明されればわかるんですけどやっぱどうしてもね、こういうドジなこと言っちゃいたくなりますよやっぱ」
井上学院長:「そうですね、あの、まあ、こういう初手、一番はじめに、三つってわけるのがけっこうポイントですね」
三浦さん:「まずちょっとカテゴリー分けしてみる。グループ分けして、もっと単純な単位にして考えてみるってことなんですかね。いいですか皆さん。はい、あの運が良ければというのはですね、問題の答えには
ありませんからね。さあこのコーナーでは、お子様のお勉強や教え方に悩んでいるご父兄の方からの相談なども募集しております。どしどしお寄せ下さい。お待ちしております。それでは今日も、井上先生にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました!」
」
全員:「ありがとうございました」
井上学院長:「ありがとうございました」
次回は中田校の片野学院長が登場!理科の音と光の問題を解説します!
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