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2023/09/21令和5年度「千葉県公立高校入試 数学」の問題から見る今後の傾向と対策!

出題内容

問1 小問集合

昨年度の大問1とほぼ同じ形式で合計14問、数・式の計算問題、データの活用、空間図形の計量、場合の数・確率、関数、平面図形の作図が出題された。全体的に、基礎・標準レベルであり、計51点分も出題されているので、是非高正答率を狙いたいところです。しかし、正八面体や円を使った作図では、基礎的な知識を用いて一工夫して考える必要があり、少し戸惑った受験生もいたかもしれません。また、学習指導要領改訂で新規内容として追加された『データの分布(箱ひげ図)』や『累積度数』も出題されました。決して難易度の高いものではありませんが、教科書内容を丁寧に学習してきたかどうかが問われていたと思います。

問2 関数

一次関数のグラフを利用した問題。出題は3問と、昨年と大きな変化はありません。(1)は具体的な座標を求める問題ですが、必要な情報を文字に置き換えて計算する必要があり、思考力が問われました。(2)でもかなりの思考力が必要で、点差がはっきりつく問題であったと思われます。日頃から、求めたいものを文字に置き換えて考える習慣をつけておくとよいでしょう。

問3 平面図形

円を利用した問題。2つの三角形が相似であることを示す証明問題。関数同様、平面図形も昨年度と同様の出題形式です。テーマ自体は方べきの定理の証明であるため、演習問題をたくさん解いてきた受験生には、見慣れたものであったかもしれませんが、難易度的には昨年度より高くなっています。(2)で、三角形の外角の性質を利用することにきづけたかどうか、(3)で相似を活用することに気づけたかどうかがポイントです。図形に問題の条件を書き加えながら、等しい辺や角に注目できるか、日頃から図形に親しんでおく必要がありそうです。

問4 特殊・新傾向問題

昨年度、大きな変更があった大問4では、昨年同様対話文形式の空欄補充が出題されました。大学入学共通テストでも複数科目で会話文形式の出題がされているため、それを意識した問題であったといえるでしょう。昨年は『動点』今年度は『じゃんけん』と日常に近いテーマから出題されていますが、問題文が長文であるため、それだけで圧倒されてしまう受験生もいたのではないでしょうか。難易度の幅が大きく、(1)は単純な正負の計算ですが、冷静に問題を読み、考える力が必要となりました。初見の問題においても、焦ることなく問題を読み解くという、思考力・判断力が問われる課題であったといえます。幅広い問題にトライして、思考力を身に着けるとともに、問題をきちんと読み解く国語力も養っておく必要がありそうです。

総評

大問4題、設問数23問で例年と大きな違いはありません。

中学3年間で学習する広い領域にわたって、公式や法則などの基礎知識・

与えられた条件を数式で表し、それらを組み合わせて答えを導く数学的な表現力や処理能力、ものごとを順序だてて考えていく論理的な思考力、さらに数学の基本的な知識と技能を使って総合的に判断し処理する応用力も試される問題となっています。

 基礎固めにより知識と理解を含め、問題をこなすことで応用力を養い、加えて計算力の強化により解答のスピードアップを図るといった3段階での学習が必要でしょう。難しそうに見えるが着眼点さえよければ、基礎的な知識だけで解ける問題も多くあります。演習量を確保しながら、基礎の上に成り立つ「数学的カン」を身に着けていくことが大切です。

また、千葉県では2024年入試から、採点ミスを減らすため記述式だけでなく、マークシート方式を取り入れることに決定しました。

千葉県教育委員会によると、問題形式は従来と変えず、選択問題の部分のみマークシートでの解答、とのことですが、昨年度までと異なる解答用紙に戸惑う受験生も出そうです。記述・マーク併用式は神奈川をはじめ他県でも併用されています。解答方法に慣れるためにも、今年度は千葉県の過去問だけでなく、他県の過去問にもトライしておいたほうがよさそうです。

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