今回は、中学受験を目指す小学生の生徒さんのために、私立「頌栄女子学院中学校」の評判と、試験の傾向を説明します。
近年「お得」な学校として紹介されることの多い中高一貫校。
その理由は、入学時の偏差値(1日・5日ともに60程度)*に比べ高校卒業時の大学合格実績が極めて高いことにあります。2014年度には早慶上智に累計175名(2014年度卒業生221名)現役合格しています。
高校1年生に理系・文系を選択し、高校2年生に理系クラス・文系クラスに分かれます。文系の割合が高く、例年全体の7割以上を占めます。
2月1日と5日に入学試験を行っており、ともに募集人員は100名ずつとなっています。入学試験内容は主要4教科のテストと親子面接です。女子御三家(桜蔭・雙葉・女子学院)の滑り止め、洗足・鴎友学園の併願校となります。
*日能研調べ
高輪台駅(都営浅草線)徒歩1分。品川駅(JR山手線など)徒歩12分。
五反田駅(JR山手線など)徒歩10分。
白金台駅(東京メトロ南北線、都営三田線)徒歩10分。
高輪台駅から通う生徒がほとんど。キリスト教(プロテスタント)を信仰する学校であるため、毎朝15分以上の礼拝の時間(そのうち週1回は大講堂での礼拝)と週1時間聖書の授業が設けられていることが特徴的です。(聖書は1年に1、2回定期テストがあり、成績もつきます)
帰国子女の割合が高く、在校生徒の約2割を占めます。
そのため、英語の授業の質が高く量も多いということが大きな特徴と言えます。中学1年生~高校1年生までは1クラス20名ほどの少人数体制で、週2時間はネイティブスピーカーによる授業、週4時間は日本人教員による授業となります。高校2年生以上は習熟度別にクラスを分け、週7時間の日本人教員による英語の授業が行われます。
このような豊かな英語教育によって、帰国子女でない生徒も卒業時までに英検2級~準1級を取得することができます。
明るい雰囲気の学生がとても多いです。特に帰国子女が多いことから、英語が日常的に飛び交うこともあります。
また、9割以上の生徒がクラブに所属しており、勉強だけでなく部活動にも邁進しています。特に「強い」といわれるのは弓道部です。
制服、特に秋・冬服は可愛いと言われることが多く、中学生は赤のチェックスカート、高校生は緑のチェックスカートを着ます。チェックスカートを制服に取り入れたのは頌栄女子学院が発祥と言われています。可愛い制服を着たい方にもおすすめな学校ですよ!
計算問題、文章題、図形問題などを出題します。
その中には解答に至るプロセスの説明を要求する問題もあります。その際、
・速く正確な計算力が身についていること。
・図形をイメージする力が身についていること。
・問題文を的確に読み取る力が身についていること。
・自分の考えを相手にわかりやすく説明する力が身についていること。
以上の4点を特に重視して、受験生の日々の学習の成果が評価できるような出題を心掛けています。問題を各種パターン化して覚えて解くのではなく、その過程ひとつひとつを明確に理由付けして解答に至る姿勢を大切にして欲しいと思います。
長文の読解問題を中心に、可能な限り多面的に受験生の国語力を試したいと考えます。長文は1題ないし2題を出題し、2題の場合には、できるだけタイプの異なる文章を並べたいと思います。漢字、ことわざ、慣用句など、受験生が継続的に習得してきた語彙力を問うために、長文とは独立した問題を出題する場合もあります。
国語力の根幹をなすものは客観的読解力と必要十分な日本語表現力と考えますが、情報化著しい現代社会に対するためには、速読速解の力も欠かせません。受験生の日頃の学習には、多読および文章構造を押さえ、要を得た速読力の習得まで期待したいと考えます。
国語科では、中学入試と同時にどんどん大人の文章を読むよう生徒に求めますが、入学試験はそのための基礎力確認テストと位置づけています。
生物的、化学的、地学的、物理的、以上の4つの分野から各1題、計4題を出題します。いずれの分野も、基本的な問題を中心に出題しますので、教科書等の基礎的事項の徹底理解が必要です。ただし、単なる知識ではなく、科学的な思考力、計算力、表現力を問うことをねらいとしますので、教科書の学習事項をただ暗記しただけでは対処できないものと考えて下さい。
このうち科学的な思考力とは、与えられたデータや条件を基に、類推したり、まとめたりしていく力のことです。従って、表やグラフの取り扱いには十分に慣れておく必要があります。また、自分の考えを正確に表現する力をみるために、記述式の問題も数多く取り入れています。そのような問題では、選択式の問題のようにあやふやな状態でも解答できるということはありませんから、注意して下さい。さらには、最近の科学に関するニュース等にも、日頃から十分関心を持つよう心掛けて欲しいと思います。
現代は氾濫する情報の中でそれを主体的に取捨選択し、自らの的確な判断に基づき行動する能力が何より求められる時代です。受験生各人のそのような能力を問うために、例えば、時事問題を切り口とした総合的な問題を出題します。そして、各設問では基本的知識を基にした思考力や記述力、また、図表や資料等から必要な情報を読み取る能力を特に重視します。
基本的な地名や人名その他の社会科用語については、必ず正しい漢字を使って書くよう日頃から心掛けて下さい。毎日の世界中の出来事に目を向けて、新聞やテレビで伝えられることがこれまで学んできたこととどのようなつながりを持つのか、自ら考える習慣も大切です。時事的な問題が常に家庭の中で話題になる、そのような社会問題に対する積極的な意識づくりまで期待したいと思います。
面接では、いわゆる学力を試すような質問はいたしません。頌栄という学校をどのようにご理解いただいているか、ご家庭の教育方針はどのようなものかを伺うことを主たる目的に行います。入学後の長いお付き合いに備え、より良き信頼関係を結ぶ端緒と考えています。ですから、準備等あれこれと堅苦しくお考えいただくことなしに、ごく自然に対応して下されば幸いです。面接は、筆記試験同日午後に保護者同伴という形式で行います。時間は5分程度です。
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