2024.03.22
みなさんこんにちは。
川和町校の那谷屋です。
前回は小学校から中学校に上がることに伴ったふだんの勉強での違いをお伝えしました。
今回は定期テストや成績面での違いをブログにします。
小学校との違いを1番感じるのは、やはりここでしょう。
まずテストの回数が違います。
単元が終わるごとに細かくテストしていた小学校と違い、中学校は年に4回だけです(それでも中学生になると多く感じると思いますが)。
そのぶんテスト範囲が広くなります。
そもそも「テスト範囲」というものを意識するようになるのが中学生からです。
そして、難易度も大きく変わります。
広いテスト範囲から繰り出される細かく深い問題に、多くの生徒は面食らいます。
そしてそのままよくわからず、小学校でいつも100点を取っていた生徒が60点ぐらいに落ち着いてしまいます。
この「点数」も、小学校との違いです。
小学校のテストは「確認」の意味合いが強く、ある程度内容が理解できていれば100点が取れるように作られています。
ですが、中学校のテストは100点を取れないように作られています。
それは意地悪ではなく、生徒それぞれに「成績」をつける必要があるからです。
この「成績」については、後述します。
また、新中学1年生になる人たちにとても意識してほしいことがあります。
それは、1番最初のテストが超重要だということです。
なぜなら、1番最初のテストが中学校3年間の基準になるからです。
例えば、最初のテストで頑張って勉強して90点を取ったとします。
そして、2回目のテストが70点だったとします。
そうすると、きっと危機感を持つはずです。
そして3回目のテストに向けてしっかり勉強するはずです。
なぜなら自分にとっての基準は1回目の90点だから、それに比べたら20点も落としてしまったからです。
きっと70点では満足できません。
3回目のテストでは少なくとも80点は取れるように勉強するのではないでしょうか。
また、例えば最初のテストが50点だったとします。
そして、2回目のテストが70点だったとします。
そうすると、きっと安心してしまうことでしょう。
なぜなら初回のテストよりも20点も上がったから。
きっと70点で満足してしまいます。
3回目のテストでは、良くても60点ぐらいではないでしょうか。
ということで、2回目のテストが同じ70点だとしても、1回目のテストの結果次第でその後のモチベーションが大きく変わってきます。
高校入試に使われる成績は中2からですが、「基準になる」という意味では中1最初のテストがとんでもなく重要なのです。
中学校では9科目に5段階で成績がつけられます。
9科目とは、国語・数学・英語・理科・社会・音楽・美術・保健体育・技術家庭科です。
それ次第で高校入試の結果が左右されます。
ですので、全員に「5」をつけるわけにはいきません。
小学校のように100点を取る前提のテストだと、「5」を取る生徒が大量に出てきてしまいます。
ですので、基本問題・標準問題・応用問題とまんべんなく出題されて、100点を取るのが難しく作られています。
上述したように、小学校で毎回100点を取っていた生徒でも、テスト前に勉強しなければ、だいたい60点ぐらいになってしまいます。
それで危機感を持って勉強すればまだ良いですが、その時点で上述した「基準作り」には失敗してしまっていることになります。
ですので、最初から全力で頑張ることが大切です。
また、成績には提出物も大きく関わってきます。
だいたい3割くらいは提出物で決まります。
極端な話、テストで毎回100点を取っても提出物をまったく出さなければ絶対に「5」はつきません。
提出物は締切に間に合わせるのは当然で、そのクオリティが大事になってきます。
また、授業中に挙手をしたり発言したりといった授業態度も大事です。
そのあたりをすべて考慮して成績がつけられます。
余談ですが、5段階評価の成績だと当然「3」が真ん中になります。
ですが、「オール3=偏差値50」ではありません。
オール3だと偏差値は43ぐらいです。
そこもまた世間一般のイメージとズレがあるところではないでしょうか。
ということで、前回と今回のブログで中学校でのふだんの勉強、定期テスト、成績について書きました。
少しでも小学校との違いがわかり、中学校生活をイメージできたなら幸いです。
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