2024.03.19
みなさんこんにちは。
川和町校の那谷屋です。
花粉が絶好調ですね。
毎日鼻水と涙が止まりません。
先週まで春期講習の面談をたくさんしておりましたが、お見苦しいところが多々あったかと思います。
ご迷惑おかけしました。
さて、小学6年生の生徒さんは、もうすぐで中学校に入学ですね。
緊張していますか?
小学校と中学校は大きく変わります。
生徒の数も増えますし、成長期なので3年生の先輩はとても大きく見えるでしょう。
制服というものもあります。
部活も始まります。
そして、勉強面でも大きな違いがあります。
そこで今回は、小学校と中学校の勉強面での違いをブログにします。
もうすぐ始まる中学生活、きっと期待と不安が入り混じっていることでしょう。
不安というのは原因がいくつかありますが、そのひとつに「わからないから不安」というものがあります。
中学校の勉強面での不安は、ほぼこれではないでしょうか。
どれくらい難しくなるかわからないから不安、定期テストというものがよくわからないから不安、などです。
ですので、その不安を少しでも解消できればと思います。
文章の量が多くなり、内容が難しくなり、覚える漢字が増えます。
ただ、意識しないと小学校からの違いがあまり感じられないかもしれません。
授業においては教科書本文の理解がなによりも大事になります。
入学して教科書をもらったら、まずそれを読んでみましょう。
読んで理解できなかったら、二度三度と読んでみましょう。
問題は解かなくていいです。
それでも本文の内容をしっかりと理解できたら、それだけで大きなアドバンテージになります。
まず科目名が変わりますよね。
「算数」から「数学」へ。
「算」という字は、「かぞえる」という意味があります。
つまり「算数」は、「数をかぞえる科目」です。
文章問題や単位換算はあっても、基本的には1本の式にまとめて計算すれば答えを求められます。
ですが、「数学」は「数について学ぶ科目」です。
「負の数」や「関数」など、本来目に見えないはずのものを可視化し、理解しやすくする基礎となる「概念」を学びます。
ですので、ただ計算すればいい、答えさえ合っていればいいと思っている人は、中学校で間違いなく詰みます。
小学校で算数が得意だったのに数学になった途端に苦手になる人は、ほとんどこのパターンです。
計算力だけでなく国語的な理解力・読解力を求められます。
習った言葉の意味を正確に理解し、公式がどうやって導かれたものなのかをしっかり理解していけば数学は得意になります。
小学校でも英語は習っていますが、中学校から本格的になります。
まず、覚える単語の数が爆発的に増えます。
初めてのテストを迎える前に、だいたい300単語覚える必要があります。
きっと「多っ!」と思ったことでしょう。
私も多いと思います。
でも冷静に考えてみてください。
数字や季節や月の名前、曜日や色や動物、そういった身の回りのものを挙げていくだけでも簡単に300いってしまいます。
それらを身に着けた上で、教科書本文の読解や文法が始まります。
逆に、いまのうちにそれらの単語を覚えてしまえば、そこからは覚えるペースが緩やかになります。
中学校の英語の半分くらいは単語力によって左右されます。
単語は漢字と同じで文法を理解していなくても、それ単体で覚えることができます。
ですので、いまのうちから少しずつ単語を覚えていきましょう。
そうすると、とても楽です。
中学校の理科は、明確に分野がわかれます。
生物・地学・物理・化学の4分野です。
暗記だけで100点が取れていた小学校のテスト違い、表やグラフの読み取り、計算要素がふんだんに盛り込まれています。
少しずつ条件を変えた実験(対照実験といいます)についての文章問題が出題されたりと、下手したら数学よりも難しくなります。
中学に入りたての生徒さんで「理科は暗記でなんとかなる」と思っている人がいますが、大きな間違いです。
数学と同様、正確な理解を意識し、納得するまで反復することが重要です。
中学校の社会は3分野になります。
地理・歴史・公民です。
そのうちの地理と歴史を交互に学びます。
小学校との違いは、まず暗記量です。
また、理科と同じく表やグラフの読み取りが出題されます。
これが難しいです。
自分が蓄えた知識と一般常識とを駆使して考える必要があります。
社会は「覚える科目」から「覚えて考える科目」になります。
与えられた知識をただ丸暗記するのではなく、「どうしてそうなったんだろう」と常に疑問を持ち、それを解決していくことが大切です。
ということで、今回は小学校と中学校の勉強面での違い、その中でもふだんの勉強での違いを書きました。
間違いなくいえるのは、小学校よりも難しくなることです。
そしてこれも間違いないのですが、そのつもりでいまからしっかり準備しておけば、ちゃんと乗り切れることです。
小学校では勉強も運動会や遠足などのイベントも、受け身でいれば大人が導いてくれたと思います。
ですが、中学校になるとその導く力が弱くなります。
生徒たちの自立を促すためです。
ですので、中学校に上がるみなさんはそのつもりで、自分からどんどん動いていきましょう。
それができれば、充実した中学校生活を送ることができます。
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