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令和6年度「千葉県公立高校入試 国語」の問題から見る今後の傾向と対策!

2024.04.11

こんにちは!

個別指導学院サクシード柏校の松原です!

  

英語に続き国語です!

令和6年度「千葉県公立高校入試 国語」の問題から見る今後の傾向と対策!

  

大問1 聞き取り検査 (8点)

昨年同様、文脈理解が必要な問題が多く見られました。

(2)は選択肢も紛らわしいものが入っており、落ち着いて考える必要がありました。

聞き取り問題はここ数年少しずつ難易度があがっていますので、単にメモを取るのではなく、

考えながらメモをとり、早い段階で選択肢を確認・判断する力も必要になってきそうです。

  

大問2・3 漢字の読み・書き(16点)

 書きの問題が1問減ったが、他に変更はなく、難易度も例年通り。

読みでは、日常であまり用いられない漢字が毎年多く出題されているので、

漢字練習をいかに積んできたかがポイントになったのではないでしょうか。

また、四字熟語も頻出なので、合わせて確認しておきたいところです。

  

大問4 説明的な文章 (23点)

中心となる長文と、補助的な短文の2文構成という形式は昨年同様でした。

”自分とは?他社とは?”という哲学的なテーマでしたので、

抽象度も高く、中学生には難しいテーマでした。

文章量も多いので、読解に時間をとられてしまった人も多いのではないのでしょうか。

読解スピードを上げるとともに、普段から様々なテーマについての文章に触れ、

自分なりに理解を深めておく必要がありそうです。

 

大問5 文学的な文章 (23点)

中心となる長文と、補助的な会話文という2文構成は大問4と同様です。

内容は時代ものですが、難しい表現などは少なく、イメージしやすい場面であったため、

比較的取り組みやすかったと思われます。

しかし、大問4と合わせてかなりの文章量がありますので、

読解スピードをいかに高めておけるかがポイントです。

  

大問6 古典 (18点)

内容をつかみづらく、場面のイメージがしにくいため、

受験生には難しく感じたのではないでしょうか。

先に会話文を読み、概要をつかんだうえで

本文に目を通したほうが分かりやすかったかもしれません。

また、(5)の記述問題も例年より10文字多く、

古文と会話文の文脈を正確に読み取ってまとめる必要がありました。

読解力・思考力・表現力が試される問題だったと思います。

  

大問7 条件作文 (12点)

昨年の資料読み取りから形式が変わり、言葉の意味の説明と具体例を求める問題になりました。

条件に従って書くことさえできれば、従来の作文と大きく変わることはないのですが、

抽象度の高いワードなので、つい難しく感じてしまい、手が止まってしまうかもしれません。

自分の言葉で整理する練習を重ね、形式が変化しても焦らず対応できるようにしておきましょう。

  

【総評】

問題構成に大きな変化はなく、今年度から導入のマークシート形式も

漢字の読み書き・記述・作文には導入されませんでした。

印象としては、選択問題は難易度が下がり、その分記述問題が難しくなったように思われます。

また、例年通りではありますが、文章量が多く、

読むスピード・書くスピードともに必要となりました。

日頃からさまざまなテーマについての文章に触れておき、

要約や自分の考えをまとめる記述練習もしておくといいでしょう。

記述の難化と合わせても、時間配分を意識して取り組むことができたかがポイントです。

余裕をもって取り組むためにも、過去問を何度か解いておき、

スピード感をつかんでおきましょう。

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