トップページ > 教室ブログ > 中原校の教室ブログ > 自由研究強化月間②

自由研究強化月間②

2023.08.11

こんにちは。講師の松場薫です。

自由研究強化月間ということで、僕が小学生の時にやっていた自由研究について2つ紹介します。

1つ目は、「河川の源流をたどる」というものです。

要は川沿いを山の方へ山の方へ歩いていって、いつ川は消滅するのか探検した記録を自由研究として発表していました。
川をたどっていくと、結局大きめの段差みたいなものにぶつかってしまい、それ以上川をたどれなくなってしまって、自由研究にオチがつかなくなってしまったのがとても印象的です。
たしか、探検が川の途中で水遊びをしたことをオチにして自由研究がいつの間にか日記に変わっていたような気がします。

2つ目は、「チンゲンサイを育てる」というものです。

これは特に目的もなく、チンゲンサイを育てて食べようという目的から安易に始めた自由研究でした。
チンゲンサイは夏休みが始まってすぐはとても小さな芽でした。それが、どんどん大きくなっていって8月中旬ともなればIワーク2冊分くらいの大きさになっていました。あまりにも立派だったので、水をやって、チンゲンサイを眺めるのが日課になっていました。

そんなある日の朝、チンゲンサイをいつものように眺めると、なんだかいつもより力なさ気に見えました。どうしたのだろうと気に留めましたが、いつものように水をやって放置しました。
次の日の朝、チンゲンサイは更に弱々しく見えました。次の日もその次の日も、日を追うごとにチンゲンサイは小さく、弱々しくなっていきました。そんなチンゲンサイに、僕は水をやることしかできませんでした。

ある日、僕の母親が突如しびれを切らしてチンゲンサイをひっくり返しました。僕は、大切なチンゲンサイに何をするのだと、半ば人間不信になりましたが、瞬時に驚愕の事実を知ることとなりました。チンゲンサイの葉の裏側には、大量の小さな虫がついていたのです。母は、どこかでそれを認知し、更に確かめるためにチンゲンサイをひっくり返したのでした。

小さな虫がチンゲンサイを食い荒らしていたからチンゲンサイは弱っていたのか・・・
僕の中で点と点が一本の線で結ばれました。

僕のチンゲンサイは、チンゲンサイ炒めになる前にその生涯に幕を閉じました。大切に育てすぎたから余分な栄養を蓄えてしまったのか、それとも防虫対策を怠った自分の怠慢なのか。
自由研究には「残念ながら僕の監督不行き届きによりチンゲンサイを死なせてしまいました、あしからず」と追記しました。

自由研究は大それた目的や手段を必要としなくても構わないものなのではないかと思います。
大切なのは、できるだけ実体験を通して完成させること、そしてあとから思い出として語れるような研究となることではないでしょうか。

せっかくやるからには楽しんで、興味のあることにチャレンジしてみてください。もちろん安心安全に考慮して大人の方と相談しながら行ってください。

記事一覧に戻る

お申し込み・お問い合わせはこちら

遅刻・欠席などの教室へのお問い合わせは
各教室ページから教室へ直接ご連絡ください>>