2022.11.18
こんにちは。サクシードの田中です。
今日は生徒さんから質問をうけた歴史の事柄について少しお話したいと思います。
きっかけはある質問でした。
「『大化の改新』と『乙巳の変』って何がちがうの?」
授業で習った「乙巳の変」について、昔は「大化の改新」と呼んでいたことを
学校の先生から教えられ疑問に思ったそうです。
我々世代からすると「乙巳の変って何? 大化の改新って言わないの?」と驚くことでしょう。
歴史の教科書は定期的に改定が入り、昔の常識と今の常識が少しずつ変わっていくのです。
大人が知ってる「大化の改新」は、増長した豪族の筆頭である蘇我入鹿を中大兄皇子と中臣鎌足が成敗し、その二人を中心に新しい政治改革を行った。中大兄皇子と中臣鎌足は悪い政治を正した。ゆえに「大化の”改新”」
入鹿暗殺から政治再編までの流れを「大化の改新」を呼んでいました。
しかし歴史の研究が進むにつれ、「あれ?蘇我氏そんな悪いことしてないよね」「ただのクーデターだよね」となり”改新”という言葉から武力による政治主体の転覆を表す”変”という言葉を使うようになったのです。
ちなみに話が脇道にそれますが歴史の教科書では成功したクーデターの事を”変”(例:本能寺の変)、失敗したクーデターを”乱”(例:大塩平八郎の乱)と呼びます。
以上のような経緯で、入鹿暗殺を「乙巳の変」、その後の政治改変を「大化の改新」と分けているそうです。
このように学問は日々変化しておりそれを「なぜ?」と思えるかどうかはとても重要です。
サクシードではそんな個人個人が持つ「なぜ?」について一緒に考えたり、
「なぜ?」が増える発問をして、生徒さんの成長をサポートしています。
今勉強がつまらないと思っているお子さんは是非一度教室へ足を運んでいただき、教室の雰囲気を感じてください。
先生との会話の中で少しでも「なぜ?」が出てくると嬉しいです。
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