更新日:2021年1月16日
こんにちは、事務の大内です。
受験シーズンになると、今でも思い出します。『面接』という関門を。
今回は面接練習についてお話しします。
勉強は得意だけど面接は苦手…そんな方が多いのではないでしょうか。
学校生活を送っている中で、自分のことを初対面の人に話さなければならない。
とても緊張しますよね。
私も当時とても緊張しました。
初めて面接の練習をする時、志望理由や長所、短所などを文字に起こし暗記をしようと思っていました。
担任の先生が練習相手になって、いざ面接練習スタート。
「本校を志望した理由を教えてください」
「部活動で頑張ったことはありますか」
「あなたが本校に合格したら、何をやってみたいですか」・・・
紙に書いて回答を準備してきた質問が続き、文章を思い出しながら答えていました。
私が受験した学校は大学附属であったため、志望理由に「御校の大学に進学したい」という一文を入れていました。
それを聞いた試験官(先生)の質問に私は答えることができませんでした。
『なぜ大学に進学したいのですか』
どのくらい無言で固まっていたのかはわかりません。頭の中で
なぜ行きたい?
大学に行くことが普通?
なんで私は答えられない?
文字に起こしていた解答と違うから?
しばらくして試験官から「では、ほかの質問を・・・」
準備していなかった質問を立て続けにされたため、えっと…と固まる瞬間や答えるまでに時間がかかるという結果に終わりました。
面接練習が終わり、先生からのアドバイスが今でも印象的です。
「文章にして思い返してみることも大切だけど、自分の本当の考えは?試験官に自分のことを教えてあげるんだよ?定型文では君のことは何もわからないし、伝わらない」
これを聞いて〈そうか、自分のことを教えればいいのか!〉と思いました。
ここで気付いたことが一つ。
自分のことがわからない。
これに気付いてからは、とにかく自分で自分を研究しました。
自分のことに対しての「なんで」を一つずつ解決していく。
結果として面接を通して自分とは何か
『自分を知るきっかけ』を作ることができました。
そこから紙に書いた文章を暗記するやり方をやめ、その場で自分の思ったことを臨機応変に解答する。
という方法に変わりました。
この方法に変えてから、質問に対して回答に閊えることもなくなり、面接練習も毎回合格をもらえるようになりました。
自分を知るということは受験期だけではなく、これから続く人生の中でも必要となります。
また、面接もこれから何度も行う機会があります。
面接が苦手という方は面接練習の前に一度落ち着いて、自分をよく知ってから練習を始めましょう。一歩ずつ丁寧に。
きっと文章を暗記しただけの答えより、良い回答ができるはず。
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