三浦:「さあ続いてはこどものミ・カ・タ 学びのツボでーす。早速本日の講師をご紹介いたします。個別指導学院サクシード北山田校の山中力先生です。よろしくお願いいたします」
山中学院長:「よろしくお願いします」
全員「お願いしまーす」
三浦:「さあ、今日の問題なんですけれども、どういったジャンルの問題を?」
山中学院長:「えっと今日はですね、暗算の問題を」
三浦:「暗算・・あら」
松本さん:「暗算まかしてください私! そろばん三級ですよ」
松風さん:「じゃあもう松本くんだけにやってもらいましょう」
松本さん:「ご破算で願いましてはですよ」
三浦:「え、でも山川さんも暗算めちゃくちゃ得意でしたよね」
山川さん:「私、一級です」
全員「えー!」
三浦:「先生、今回かなり強敵ですよ」
三浦さん:「はい。ということで皆さんの暗算の実力をね、なんとなく見たところで、今日の問題はこちらです。次の掛け算を暗算で答えなさい。21×19は?」
松風さん:「えー、今から問題なの?」
三浦さん:「はい。挙手してください。一応シンキングタイムスタートなんですけれども。はい、スタート。はい、わかった方からもう、今、リカ姉、はいどうぞ
」
松本さん:「はい。えーと、200」
(不正解ブザーの音)
松本さん:「え、え、え」
三浦さん:「これどうみても200になんないですよ」
山川さん:「21かける19です」
三浦さん:「書いちゃだめですよ、暗算で」
松風さん:「208!」
(不正解ブザーの音)
三浦さん:「これ、なんかちょっとね」
山中学院長:「工夫して考えていただければ」
三浦さん:「工夫して考えてください」
松風さん:「あ、普通にやんないってこと?」
三浦さん:「答が出ればいいですよ、正確な答えが」
(終了チャイムの音)
三浦さん:「はい、終了ー」
松本さん:「200じゃないの、あれ?」
三浦さん:「いやだってリカ姉、200だったら20×10とかじゃないですか」
松本さん:「…えっ?!」
三浦さん:「山川さんちなみに出ましたか、答え?」
山川さん:「出ません!」
松風さん:「うそー。一級」
三浦さん:「いやちょっと頑張って出してもらえませんかね。答え合わせにならないんで…」
山川さん:「いや、久々の掛け算なんで…」
松本さん:「私、書きました(笑)」
三浦さん:「書いたらわかりますよ。書いちゃダメなんです、書いちゃ(笑)」
山中学院長:「一応お伺い・・お伺いいたします」
松本さん:「399!」
(正解チャイムの音)
三浦さん:「はい。ただ今回はですね、書かないで解いていただきたかったんですね」
山中学院長:「そうなんですそうなんです」
山川さん:「これコツがあるんですか?」
三浦さん:「そうなんですよ山川さんいまおっしゃったように、コツ、工夫があるんですよね」
山中学院長:「そうなんですね。暗算するために、工夫をして考えていただくとよかったんですけれども」
三浦さん:「さあ、どんな工夫をすればいいのか」
山中学院長:「はい、ちょっとすいません、汚い字なんですけれども。えっと21×19ですね。なので、20と1に分けるっていう考え方でね」
松風さん:「あーなるほどね」
山中学院長:「あとは21が19個なんで、21が20個ありますよーって考え方」
三浦さん:「いっこ増やしてまず考える」
山中学院長:「そうですね。そこから一個分だけ引きますよっていう考え方」
松風さん:「引くんだ」
山川さん:「なるほどー」
松風さん:「それでも難しくないですか」
山中学院長:「これが、そうですね小学・・・ま、ただ筆算でいいますと、こちらの問題は小学校三年生くらいの問題になるんですけれども」
三浦さん:「うん、書いた場合はね」
山中学院長:「工夫して、暗算となると、五年生くらいの問題ですね」
三浦さん:「あ、この1、2の考え方はだいたい小学校五年生で習う考え方ですね」
山中学院長:「で、3がちょっと別格なんですけど」
三浦さん:「これちょっと難しくないですか?」
山中学院長:「これ中学校三年生の考え方ですね。あの、憶えてますかね、あの、因数分解の手前の話なんですけれども、(x+1)×(x-1)、これちょっと憶えてないですか?」
松本さん:「うん、憶えてない」
山中学院長:「そうですよねー(笑)」
松風さん:「学校卒業してから、xさんって会わないですからね(笑)」
山中学院長:「そうですね、このx-1に、かけるx+1っていうものは、xを二乗したものと、引く1、ここの数字を二乗したものになるっていう考え方、これ中学校三年生の最初で習うんですよ。で、これを使うとですね・・」
三浦さん:「先生、急に三人が静かになっちゃいました」
山中学院長:「あれー(笑)」
松本さん:「いやなんか、ちょっと吸収しようと思って」
三浦さん:「なるほどなるほど。いまお勉強中ですね」
山中学院長:「20+1は21で、それにかけるものは、20から1個引いたものですよね、で、数字が共通してますので…これがなんと、20を2回かけたものと、引く、これを、1を2回かけたものなんです」
三浦さん:「そうするとあっという間に、400から1をひいた数字になるということですね」
山中学院長:「例題用意させていただきました。22円のお菓子を18個買うといくらになりますか?という問題です」
松風さん:「まず買い過ぎだって怒りますね」
松本さん:「だよね」
山中学院長:「そうですね(笑) お菓子でなくても、消費税の兼ね合いであったりで、半端な金額のものって多いと思うんですよね」
松本さん:「ああ今ね」
山中学院長:「何個ずつだとか、そういうときに、じゃちょっと暗算で、いくらになるかっていうことで、使えるんですけれども」
三浦さん:「そこでぱぱっと暗算しようとすると?」
山中学院長:「20、20と、えーと2をひいたものになりますよね。ていうことは」
三浦さん:「これさっきと同じ原理ですよね」
山中学院長:「20かける20。こういうことになりますね。ですので、この暗算だけ、400ひく4になりまして」
三浦さん:「はいみなさん、答は?」
松風さん:「396」
三浦さん:「大正解です、ただね、やみくもに、計算するのはもちろんいいんですけれども、ちょっと工夫をすることを憶えておくと、ぱぱっと暗算できて便利な場面がありますからね」
三浦さん:「みなさんもよく覚えておいてください。さあ、このコーナーでは皆さんからのお勉強や教え方に悩んでいるご父兄の方からのご相談、ご質問なども受け付けております、どしどしお送りください、お待ちしております。それでは最後に先生にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました」
山中学院長:「ありがとうございました」
全員:「ありがとうございました」
次回は日吉校の井上貴文学院長が言葉の問題を解説します!お楽しみに!
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