三浦:「はい。今回はまた、新しいバリエーションの問題に挑戦していただきたいと思います。今回の先生の方ご紹介いたします。個別指導学院サクシードから、泓田翔平さんです。よろしくお願いいたします」
泓田:「よろしくお願いします」
三浦:「え?お若いのに学院長でいらっしゃるんですか」
泓田:「そうなんですね。まあ若さと元気が、子どもさんに相手にしていくうえで大事なポイントなので」
三浦:「なるほどー」
三浦さん:「ご家庭にみなさん、マッチ棒がないという方は、つまようじでもいいのでですね、ちょっとご用意していただきたいと思いまーす。今回はね、頭のトレーニングですよ」
山川さん:「ちょっとまっちくれよー」
三浦さん:「もうダジャレも飛び出しておりますけれども(笑)それではこのマッチ棒を使った問題、さっそく紹介します。こちらです。先生お願いします」
泓田学院長:「はい。これ今、正方形が六つありますけども、二本のマッチ棒を一回だけ移動してですね、正方形を六つから、五つにしてみてください」
三浦さん:「ここで、禁止事項があります。これはやっちゃいけませんよという禁止事項です」
泓田学院長:「まずマッチ棒を重ねるのはダメです。あとはですね、形をかえる、大きくするっていうこともダメですね。長方形はダメです」
一同:「えー」
三浦さん:「あとみなさん、燃やすのもダメですよ。もちろんね(笑)」
松風さん:「とんち的なやつはだめ(笑)」
泓田学院長:「そうです。だめです(笑)」
松風「こんな禁止事項言われたら、ボケ殺しもいいとこじゃないですか」
三浦さん:「いやいやいやいや、上手にボケるかどうかのコーナーじゃないんでね(笑)先生これは実際に、入試問題であるんですか?」
泓田学院長:「そうですね、私立の入試問題というよりは、どちらかというと『公立の中高一貫校』、こちらの入試問題で好まれるような問題ですね」
三浦さん:「え、公立と私立ってやっぱり問題傾向違うんですか?」
泓田学院長:「そうですね。公立というのは、どちらといえば思考力とか想像力とかひらめきと言ったものを求める問題が多くなってますね」
三浦さん:「それでは生徒の皆さん黒板の横にでてきてください」
松風さん:「普通にギブアップだな(笑)」
泓田学院長:「手をうごかしてもらうっというのが大事でして、やらされるよりも、よしやってやるぞ、楽しくやるぞっていう気持ちでチャレンジしてみてください」
山川さん:(マッチ棒を動かす)
三浦さん:「あー、一本出てしまいました」
泓田学院長:「使われてないものが残ってしまいましたね」
松本さん:(マッチ棒を動かして)「でも長方形ダメだっていったら、これもいけないってことでしょう?」
三浦さん:「長方形はNGですね、数としては五個にはなるんですけども」
泓田学院長:「そうですね」
三浦さん:「なんでもいいから動かしてみましょう」
松風さん:「発見があるかもしれない」
三浦さん:「先生ヒントはありませんか」
泓田学院長:「ヒントはですね、この図形、共有している辺が多いじゃないですか。ここがポイントなんです」
三浦さん:「共有を外していくってことですか」
泓田学院長:「そうですね。マッチの本数を減らすことができないので、減らせない以上は、一緒に使っているものっていうの少なくすること」
三浦さん:「一緒に使っているものを少なくする…、これをふまえて松風さん最後に何か動かしてみましょう。共通するものを解いてみると?」
松風さん:(マッチ棒を動かして回答を完成させる)
三浦さん:「はい、ということでこちらが答えになります」
松風さん:「あーっ、すげー」
(拍手)
山川さん:「すごーい」
三浦さん:「先生あらためて、解説をお願いいたします」
泓田学院長:「はい。この図形は123456と、共有して、一緒に使っている辺が六つもあるんですよね。
こちらの例を見てください。この二つの図形は、四角形の数は四で同じですが、こちらは辺が12本。こっちでは、使ってる辺は、16本。なんでかっていうと、共有している辺っていうのが、こっちは四つ、それに対してこっちはゼロ本だからです。なので、マッチ棒の本数を減らさずに正方形を減らすには今まで共有していた辺を減らします」
三浦さん:「なるほど、共有しなくなるんですね」
泓田学院長:「こういう考えっていうのはひらめきなので難しいですね」
三浦さん:「たとえば算数の成績がいいお子さんでも、ひらめかないとやっぱりこの問題解けないですよね」
泓田学院長:「はい。なのでひらめきっていうのも大事なんですけども、あぁ一回こんな問題やったことあるぞーとか、見たことあるぞ、あ、解いたことあるぞっていう、そういう経験が大事なんですよね」
松風さん:「なるほどねって思いました。こういう考え方、方向性みたいな問題を一回やるだけで。ちょっとこうアレンジが加わっても、発想の方向性が出てくるっていう」
泓田学院長:「そうですね、そういう経験が、ひらめきの正体なのかもしれないですね」
松風さん:「先生の雰囲気が超よくて、出来るような気がしてきました!目を見て教えてもらったら俺できる、次解けるって(笑)」
山川さん:「そうですね。やる気がね、勇気がわいてくるというか」
三浦さん:「そうですね、先生は、センター南校の学院長ですからね。松風君もセンター南校に通ってみましょう。はい、ということでみなさん、今日の問題はちゃんとおわかりいただけましたか?」
一同:「はーい、ありがとうございました」
いかがでしたでしょうか?
次回2015年1月20日の回では若葉台校の平子学院長が分数の問題を解説します!
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