2021.10.01
皆さんこんにちは!
講師の原です。
今日から10月になりました。
政界の一大局面を終えた永田町が人事を巡って再びざわめき、
皇族ではめでたい祝儀が発表され、
台風による悪天候に見舞われる中での2021年度下半期の幕開けとなりました。
さて本日これらのニュースと並んで各メディアによって報道されたニュースがありました。
プロ野球北海道日本ハムファイターズに所属するハンカチ王子こと
斎藤佑樹選手の今シーズン限りでの引退が発表されました。
早稲田実業3年時に田中将大投手擁する前年まで連覇していた駒大苫小牧高校との延長引き分け再試合の決勝戦を乗り越え、
真紅の大優勝旗を掴み取ったあの夏から15年。
その後進学した早稲田大学からプロの世界の門を叩いて11年。
世代の名を冠した一人のアスリートがここでユニフォームを脱ぐとことになりました。
ハンカチ世代と呼ばれる1988年度生まれの世代は野球界において数々のスターを生み出しました。
田中投手に加え前田健太投手、
澤村拓一投手、
秋山翔吾選手と4人のメジャーリーガーを輩出し柳田悠岐選手や坂本勇人選手といったNPB屈指の実力者も揃う世代です。
彼らの多くは甲子園の決勝の舞台はおろか、
高校在学中に甲子園にたどり着けなかったものも多くいます。
そういう過去を持つ彼らが新陳代謝の激しいプロ野球の世界において最前線で戦い続けられているのか不思議に思う方もいるのではないでしょうか。
彼らの原動力となったものこそ悔しさと言えるでしょう。
こと田中投手においては連覇というチームを主将として迎えましたが、
最後の夏は胃腸炎で思うような投球ができず再試合のラストバッターとして三振を喫し最後の夏に頂点に届くことはありませんでした。
甲子園優勝という全国の高校球児の目標に届くのはわずか18名。
国内最難関の東京大学合格よりも難関と言われるこの目標に向かって多くの球児が真摯に野球と向き合い、
厳しい冬を乗り越えそれでもなお多くの球児が涙をのんで夏を終えることとなります。
さて、
これらの野球界にまつわる軌跡から日々の学習に生かせることは
何かと考えたときに挙げられるのは刺激しあえる仲間や高き目標であるといえるでしょう。
田中投手は自身のYoutubeチャンネルにて出身の兵庫県伊丹市からはるか遠い北海道の駒大苫小牧高校へと進学した理由をプロで活躍するための最適解であったからと述べています。
高校生という段階から5年あるいは10年先の目標を見据え日々の練習に取り組んでいたということは結局として2013年に楽天のエースとして24勝無敗という圧巻の成績を残して球団初の日本一に貢献し、
MLB屈指の名門であるニューヨーク・ヤンキースから7年総額161億円という歴代屈指の大型契約を勝ち取ることとなりました。
異国の地でも活躍できる強さはハンカチ王子という同世代最高のライバルがいたからこそ、
あるいはプロで活躍するという高い目標があったことの結晶だと言えるでしょう。
みなさんも日々の学習に取り組む中で、
5年先あるいは10年先の自分になるためとの意識で勉強することはとても困難であるかもしれません。
しかし、
時には自身が将来どのように生きるために今勉強しているのかに思いを巡らせ、
自身の身近にいる仲間と切磋琢磨していくことを意識することでこれらの行為が、
自身の人生を豊かにするための一つの道標となるポテンシャルを秘めていると実感する日が来るかもしれません。
また、
勉強を行う際にも高い目標のみならず細かく小さな目標を設定していくことも大事です。
現在ロサンゼルス・エンジェルスで投打の二刀流としてMLBを席巻している大谷翔平選手は、
花巻東高校時代には甲子園で1勝もできず最後の夏は岩手県大会決勝で敗れました。
しかし彼はMLBで活躍するために8つの中期的な目標とそれにつながる64個の短期的目標を紙に書いて野球部の寮の自室に貼っていたそうです。
その中には勝ち運を高めるために挨拶をし、
ゴミ拾いをするなどの基本的なことが書かれていました。
物事は基本の積み重ねです。
小さなことからでも積み重ねによって大いなる可能性を秘めた将来へと昇華させることができます。
今この1日を大切に生きることが将来の飛躍へと繋がります。
日々精進するべく学習に取り組んでいきましょう!
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