記憶について

2021.10.01

皆さんこんにちは!

講師の上原です。

10月に入り後期学期が始まるこのタイミングは、勉強習慣や方法を見直してみるいい機会だと思います。

皆さんは勉強するとき、何が一番大変だと感じるでしょうか?

私は英単語や理科・社会の用語などの「暗記」がとても苦手でした。

今回は、皆さんもきっと苦労している暗記に関わる「記憶」についての話をしたいと思います。

認知心理学では「記憶」には次の3つの段階があるとされています。

①記銘(符号化)→②保持(貯蔵)→③想起(検索)

私たちが何かを覚えようとすることを①記銘(符号化)と言います。

記銘された情報を忘れないで頭の中に保存しておくことを②保持(貯蔵)と言います。

保持された情報を思い出すことを③想起(検索)と言います。

人間は1度覚えたことを100%完璧に記憶することはできずに忘れてしまいます。これを「忘却」と言います。これは、記憶が無くなってしまったのではなく③想起(検索)できなくなってしまう状態のことを指します。

せっかくテスト勉強を頑張ったのにテスト本番でド忘れしてしまったというのは、記憶の3段階の③想起(検索)ができない状態になっているということです。

では勉強した内容をしっかり定着させるにはどうしたらいいのでしょうか??

記憶には保持の長さや情報の種類によって分類があります。

①感覚記憶

覚えていられる時間は数秒だけ。意識を向けると短期記憶に!

②短期記憶

覚えていられる時間は数十秒ほど。反復や復習をしないとすぐに忘れてしまう。

③長期記憶

覚えていられる時間は半永久的!勉強においては1番理想的!

つまり、勉強する上で大切なことは「覚えた内容をいかに長期記憶にすることができるか!」です。

ここで、記憶した内容を長期記憶にするための工夫をいくつか紹介します。

まずは記憶の保持に着目した工夫として「マジカルナンバー7±2」という考え方があります。

これは、人間が一度に記憶できる情報の数が5~9個だというものです。

これを聞くと、漢字や英単語は1度に5~9個しか覚えられないの?と思ってしまいますよね。

正確には、人間が保持することができる情報の単位を「チャンク(chunk)」といい、短期記憶で保持できるチャンクが5~9個だという考えです。

何が言いたいのかというと、「たくさんの内容を1つのチャンク(グループ)として記憶すれば効率良く記憶ができる!!」ということです。

分かりやすく漢字の学習を例にしてみると、さんずいの漢字「池、湖、海、潮など」を1つずつ記憶するのではなく、「さんずいの漢字たち」として記憶するという感じです!

漢字を勉強するとき、漢字ドリルを前から順番に練習して覚えようとしていませんか?

このマジカルナンバー7±2の考え方で学習方法を工夫してみると、自分でノートに漢字を部首ごとに整理して勉強すれば、1度に多くの漢字を1つのチャンク(さんずいのグループ)として記憶することができます。

そうすれば、多くの漢字を覚えることができて、さらに、漢字を思い出す(想起)の手がかりとして「さんずい」というキーワードを用いることができます。一石二鳥です!

次に、記憶の特徴に着目した工夫を紹介します。

①系列位置効果

これは、ある内容を順番通りに学習した場合、最初と最後が一番記憶に残りやすいというものです。

つまり、テストに向けてワークを同じ順番で何周かしても、真ん中の部分はなかなか定着できないということです。

ワークやドリルを解くときは、1周目と2週目で解く順番を工夫してみることをおすすめします!

②生成効果

これは、先生の話を聞いたり黒板を見たりするだけではなく、自分でノートを作って内容を写したりまとめたりする方が記憶しやすいというものです。

学校で授業中にノートを書くよう言われるのはこの生成効果を狙ったものです。

そして、自分でまとめたノートを見返すことで記憶をするのにより大きな効果を発揮します。

ぜひ、私たち講師の解説もメモを取りながら聞いていただいて、復習に使えるノートづくりを意識していただけたらと思います!

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

効率よく「記憶」するためにはどうすればいいのか?についてお話しましたが、今回私が伝えたいことは、

「工夫して勉強する!!」

です。

ただ時間をこなす、量をこなす勉強ではなかなか成績は上がりません。

これから後期学期が始まります。いいキッカケだと思って、自分に合う勉強方法をいろいろ工夫しながら試行錯誤して見つけてみてはいかがでしょうか?

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