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神奈川公立高校入試で面接がなくなるってホント?

2022.05.18

いつもお世話になっております。サクシード中田校学院長の松本です。

4月に神奈川県教育委員会より、2024年度(令和6年度)から、【共通選抜】において一律の面接実施を廃止すると発表がありました。

本日は面接廃止によりどのような影響があるのか色々と考えて書いてみました。

よろしければ最後までお付き合いください。

神奈川県の高校受験はどんな入試制度?

塾生の皆様は概ね神奈川県公立高校の入試制度はご存知の事と思いますが、ここで改めて振り返ってみましょう。

神奈川県の入試制度は、2013年度(平成25年度)に変更されました。2004年度(平成16年度)~2012年度(平成24年度)までの入学者選抜においては、前期選抜と後期選抜の複数の受験機会がありましたが、現在はその分割をなくした【共通選抜】というものになりました。簡潔に述べると、公立落ちたら私立という感じです。

入試には「内申点」「学力検査」「面接」で合否を判定する第1次選考(定員の9割)と、「学力検査」「面接」で合否を判定する第2次選考(定員の1割)があります。

「内申点」「学力検査」のどちらを重視するかといった比率は各高校で決めることができる一方、「面接」は一律で全体の2割と決められていました。これらを利用して、合否判定が出されていました。

以下、内申点の計算の仕方です。

参考:公立高校入学者選抜制度の概要

2024年度(令和6年度)から面接は一律廃止

【共通選抜】の変更点に「受験生全員に学力検査と面接の機会がある」というものがありますが、2024年度の受験生(現中2生)は面接がなくなります。

面接は生徒の特性や長所なども含め、総合的な意欲をはかることを目的として実施されていましたが、10分程度の短い時間で一人ひとりを見取るのは難しいという指摘も多く、一部の学校では面接の得点はほぼ変わらず、面接試験が形式的なものになってしまっている学校が少なくなくありませんでした。横浜商業高等学校・金井高等学校・舞岡高等学校さんなどはほぼ全員が面接の点が同じだったりしますが、西浜高等学校さんのように一番取れている受験生と一番取れていない受験生の点差が20点もひらく学校もあります。このように学校によって点差が出たり出なかったりする事も廃止の一つの理由となっているかもしれません。

新制度の変更点は?

変更点その①:全体の2割を占めていた「面接」の得点はどうなるのか?

例えば「内申点」「学力検査」「面接」の比率が「3:5:2」だった大船高等学校が、この面接の「2」をどう配分するかです。

新制度になった場合、「内申点」と「学力検査」のみで考えれば単純に「4:6」の配分になることが予想されます。少なくとも現在の入試制度に比べ「内申点」は今まで以上に重要視される事になります。「定期テストで点が取れるから提出物はそこそこで良いや~(笑)」と思っているそこの君、要注意ですよ。

変更点その②:2次選考の合否に大きな影響が?

これまでの2次選考は「内申点」を加味せずに「学力検査」と「面接」で合否が決定する、実力で勝負ができる選考方法でした。サクシード中田校では2次選考狙いでチャレンジ受験をしていた生徒も多かったですが、来年以降は私も志望校のGOサインをより注意する必要がありそうです。

何かしらの事情で「内申点」が低い、または不登校などが原因で「内申点」がつかない生徒もいました。そのような生徒たちも、当日の「学力検査」で実力を発揮すれば合格できる可能性がありました。

しかし、新制度になった場合は2次選考にも「内申点」が必要になります。

変更点その③:独自に面接を実施する学校も?

現時点では詳細は発表されていませんが、面接を独自試験として実施する高等学校もあるようです。

「主体的に学習に取り組む態度」が必要となる

中学校で2021年度から全面実施された新しい学習指導要領「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の観点別学習状況のうち、「主体的に学習に取り組む態度」が評価されるようになります。

「主体的に学習に取り組む態度」とは、これまでの「関心・意欲・態度」に当たるものです。

新制度の2次選考では、この「主体的に学習に取り組む態度」を点数化し、

  • A:3点
  • B:2点
  • C:1点

として9科目分、27点満点で評価されます。

「主体的に学習に取り組む態度」とは?

文部科学省の国立教育政策研究所教育課程研究センターが発行した「学習評価の在り方ハンドブック」によると、

①知識及び技能を獲得したり、思考力、判断力、表現力を身に付けたりすることに向けた粘り強い取組を行おうとする側面と、②①の粘り強い取組を行う中で、自らの学習を調整しようとする側面、という二つの側面から評価することが求められる。

https://www.nier.go.jp/kaihatsu/pdf/gakushuhyouka_R010613-01.pdf

となっています。

具体的には、ノートやレポートのクオリティ、授業中の発言や担当教員による評価を用いるようです。各教科の特性や生徒の発達段階も考慮するとの事ですが、詳細は分からず、各学校で統一した評価方法にならない点は問題になっています。

「内申点」は今まで以上に重要に

学校や教員による評価を統一し、「意思的な側面という目に見えない部分を評価する」という曖昧な評価方法が正しく機能してくれる事を心底願います。

学力に大きな差があっても、5段階で同じ「3」が付いている例は少なくありません。実力はあるけど、内申が低いという子どもたちの受け皿的な存在だった2次選考、変更後の2次選考はきちんと意味のある制度になるのでしょうか…。

いずれにしても「内申点」は必要になります。私立入試にも役に立つので、日頃の取り組み方、提出物の期限など、当たり前の事をきちんと取り組んでいきましょう。塾でもレポートや提出課題を自習でサポートしています。どんどん自習スペースを活用するようにしましょう!

私個人として面接の廃止は大歓迎なのですが、それを内申評定のどこかで代用するというのは勘弁願いたいです。

というのも、前半で説明したように入試には「内申・学力検査(特色検査)・面接」で合否を判定する一次選考と、「学力検査(特色検査)・面接」で合否を判定する二次選考があるのですが、その二次選考にも中学校(観点別評価が面接の代わりになるとしたら)の成績が影響すると私の得意な内申が足りないのに志望校にねじ込むという事がどうしても難しくなりそうです…。

「学力」で実力勝負が公平性があっていいんじゃないかなと個人的には思います。

平成24年頃まで県が行っていた各中学校の内申調査の実施を復活させて欲しいところですね。

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