実は面白い、「料理」
2023.09.28
皆さん、こんにちは。皆さんはどんな料理が好きですか?世界にはベトナム料理やフランス料理、和食など美味しい料理がたくさんありますよね。世界の料理には、その地に暮らす人々の知恵が詰まっているのです。今回は学校で学ぶ知識が役に立つ例として、料理について語ろうと思います。
例えば麻婆豆腐。皆さんも大好きなあの中華料理です。辛くて痺れますよね🔥
麻婆豆腐は中国内陸部の四川省発祥の四川料理の一種で、唐辛子や花椒(山椒の仲間で、食べると口が痺れる)をふんだんに使用しています。だから辛くて痺れるんですね。中国語でこれを「麻辣(痺れて辛いという意味)」と言います。
ではなぜ「麻辣」なのでしょうか?そのヒントは四川省の地形にあります。四川省は山に囲まれた盆地で、夏は湿気が多くムシムシします。冬は内陸性気候ということで、寒さが厳しいです。そのため夏では人々も夏バテして食欲も湧きません。冬も寒すぎてやる気がでないですよね。そんな時、「麻辣」は2つの点で役に立ちます。
1つ目は、食欲増進です。皆さんも、「なんだか食欲がわかないな~」というときに、ニンニクや唐辛子の匂いを嗅いだらお腹が空いてくるような気がしたことはありませんか?そうなんです、唐辛子や山椒といった香辛料の香りは食欲を増進する効能があるんです!私も、中華街に来たけどなんとなくお腹が空いておらず、食べる気がしないな~というときに四川料理のお店の横を通りがかった瞬間お腹がペコペコになったという経験を今年の7月にしました(笑)夏バテして食欲がわかないときでも、食べ物を食べてカロリーを摂取することで、活動のエネルギーの源にすることができるのです。
2つ目は、発汗作用です。唐辛子に含まれるカプサイシンという物質は、体の感覚神経を刺激して、「体が暑い」と脳を錯覚させます。これによって体は熱を放出しようとして、汗をかくようになります。汗は、発汗するときに体の熱を奪っていくということは理科でも教わったと思います。これによって、辛いものを食べると体温が奪われ、人々は爽快感を感じるようになります。
また、寒い時にはカプサイシンによって血流が良くなり体を温めるという作用があるとも言われています。では、他の国に目を向けてみたらどうでしょう?例えば酸っぱ辛いスープでおなじみ、タイのトムヤムクンや、様々な香辛料が使用されているインドカレーなど、蒸し暑いイメージが有る地域の料理は辛い食べ物が多い気がしませんか?
ここで、歴史の話になりますが、アジアで唐辛子を使った料理は15世紀まで誕生することがなかったということを知ると驚くと思います。このヒントは大航海時代にあります。そもそも唐辛子という植物は南アメリカ原産の食べ物。アジアには元々存在しなかったものです。ですが大航海時代にコロンブスがアメリカ大陸を発見して、各地に南アメリカの食べ物を広めたのです。他の例としてはトマトや、チョコレートの原料となるカカオがあります。つまり、皆さんが大好きなチョコレートも大航海時代のあとにつくられるようになったのです。有名なものとしては、韓国のキムチもその時代までは唐辛子を使っていなかったということが論理的に導かれます。
いかがでしたか?食べ物一つをとっても、学校で学んだ理科や社会の知識がとても役に立ちますよね!
皆さんも日々の学習でぜひ様々なことに興味を持ってたくさん勉強してくださいね!!!!!(^^)/
