2021.10.14
皆さん、こんにちは。講師の池田です。
今回は英語の文型(文構造)について書いていきたいと思います。
中学生の皆さんは文型の単元を難しいと思う人も多いと思います。
それと同時に、これを習って何の意味があるの?だったり、
OとかCとかどっちでもよくない?だったり、
正直重要ではないと思っている人も多いでしょう。
実際、私も中学生の時そう感じていました。
しかし、文型は英語においてとても重要です。
高校生、特に高校3年生の人は文型の重要性に気づいていると思います。
なので、文型がどういう役割をしていて、なぜ重要なのかを書いていきたいと思います。
まず、少し復習しましょう。
英語の文型には5つ種類があります。
①SV、②SVC、③SVO、④SVOO、⑤SVOCです。
Sは主語、Vは動詞、Oは目的語、Cは補語を表しています。
英文はこれらの文型にそれぞれ分けられます。
今、私は重要なことを言いました。
「英文はこれらの文型にそれぞれ分けられます」と。
つまり、全ての英文はこの5種類の範囲内で作られているということです。
どんなに短くても、長くてもです。
皆さん、お気づきかもしれませんが、いわば文型は英文を作るルールの中心にあるものです。
そのため、自分で英文を作るときも、このルールに沿いながら作っていく必要があります。
そんな事を言われても英文を作るのは難しいと思います。
なので、まずは、英語の鉄則を踏まえながら文章を組み立てていきましょう。
その鉄則とは、主語と動詞を入れるということです。
先程の文型の種類をもう1度見てください。全てにSとVがあります。
つまり、どんな英文を作るときにも主語と動詞は必ず必要なのです。
これを欠いたものはその地点で正しい英文を書けていないということになります。
よくOとCに注目してしまいがちですが、
SとVが共通しているというのを知っているのと知らないとでは、
書く英文の質は大きく変わってくるでしょう。
また、もう1つ気をつけなければならないところがあります。
それは、SとVが1個しかないところです。
つまり、1つの英文の中には主語と動詞は1個ずつしか入れられないのです。
授業を見ていると、皆さんが動詞が2個書いてある英文を書いているのをよく見かけます。
ですが、それは間違いです。なぜなら、動詞は1つしか置けないのですから。
これまで言ったことは文型の単元のほんの一部のことです。
他にもおさえなければいけないポイントは数多くあります。
しかし、①どの英文もどれかの文型に属している、
②どの英文にも主語と動詞が1つずつある、
ということをおさえるだけで、皆さんの書く英文は正解に大きく近づきます。
そして、実は文型は長文を読むときにも役立ちます。
正直、中学生の皆さんはあまり読む際に重要性は感じないでしょう。
なぜなら、1つひとつの英文の構造が複雑ではなくて、
あまり意識しなくてもなんとなく読めてしまうからです。
しかし、高校生になると複雑な文が多く出てきて、なんとなくでは絶対に読めません。
なので、「これは主語で、動詞で、目的語で・・・」ということをしていかなければ、
理解せずに英文を読み終えてしまいます。
そのため、高校生の皆さんは引き続き注意していく、
そして中学生の皆さんは文型は今も大事だし、
高校になるともっと大事なんだということをしっかり意識してほしいと思います。
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