こんにちは。

すっかり暑い日が増えてきました。季節の変わり目は皆様体調管理にお気を付けください。

体調管理といえば、新型コロナウイルスが流行してから感染対策を万全に行う人が増えた影響で、ウイルス性の風邪にかかる人が減り、風邪薬の売上が大幅に落ち込んでいるそうですね。

手洗いうがいでほとんどのウイルス性の風邪は予防できる、とどこかで過去目にした覚えがありますが、人々の意識が変わればこうも大きく変わるのかと考えさせられました。

さて、本日の記事では「公立中学校の過去問」についてお話しようと思います。

先に言っておきます。

「過去問」を過信するのは危険です！絶対に止めてください！！

最近、こういった声をたまにお聞きすることがあります。

「サクシード中山校さんは△△中学校の過去問を使って授業はされていないのですか」

そう聞かれたら私はいつもこう答えます。

「過去問の研究・分析を行い、その上で予想問題を使った対策は行っておりますが、直接過去問を使って授業することはありません」

なぜ過去問そのまま使うこと、過信することは危険なのか！？

理由は２点あります。以下その理由を説明いたします。

①今年度から大幅な教科書改訂が入っており、去年度のカリキュラム進行と異なる点が非常に多いため

2021年度より、公立中学校の教科書に大幅な改訂が入りました。具体的な内容を本記事では記載しません（量が多すぎるためです・・）が、2020年度以前の教科書とは全くの別物になったと考えて頂いた方がいいです。

つまり、去年以前の公立中学の過去問は今年の指導要領と全く異なる教科書を基に作られているということです。ですので、去年以前の過去問を過信し、それをそのまま使って対策することは危険と言えます。

②テストを作る先生が変わると問題傾向が大幅に変わる可能性がある為

公立中学校では学年が上がる際に教科担当の先生が変わることはざらです。さて、教科担当の先生が変わったらテストはどうなりますか？全く異なる考えを持った先生が作るテストなので構成・内容共に同じになることはなく、当然変わりますよね。

ということで、去年の試験を作った先生と今年の問題を作る先生が異なれば内容も当然異なります。これが過去問を盲信してはいけない理由その２になります。

入試の過去問と公立中学の「過去問」は全く信頼度が違います。

いかがでしょうか。大きく上記2点の理由からサクシード中山校では過去問をそのまま使った対策授業は行っていません。

大事な事なので繰り返しますが、過去問を「そのまま使った」対策授業はしていませんが各中学校の過去問を「しっかり研究・分析したうえで作成した予想問題を使った」対策授業は行っています。

これはだいぶこだわっているところなので声を大にして言いたいところです！

ですが、これが「入試の過去問」になってくると話は別です。神奈川県立高校入試を例に挙げると、毎年基本的な大問構成に大きな変化はありません。細かい部分で変わるところはありますが、基本的に毎年同じような傾向で出題がされます。

ですので入試に関しては過去問をしっかりと解きこんでいく必要があります。時間配分をどうするか、どういった順番で解いていくかなど、細かく戦略を立てていく必要があるからです。

塾としては「過去問をそのまま使う」方が楽ですが・・

正直な話で言いますと、塾としては「過去問をそのまま」使うほうが圧倒的に楽です。去年の問題をただコピーして「はいどうぞ～これやっておいてね～」と言うだけで良いですからね。

ですが、塾業界に携わる身としてはそれだけはやりたくないですね。とても無責任だと思います。近隣各中学の問題傾向をしっかり研究し、毎年のトレンドや教科書改訂が与える影響など分析したうえで対策授業を提供するのが塾の役割だと考えるからです。

もちろん科目によっては毎年同じような問題が出る場合もありますので例外もあります。また、過去問をやってみることで実際の試験へのイメージを持つことも出来るので、一概に「過去問をやるな」とは言いません。過信せず、ひとつのツールとしてうまく使ってほしいと思います。

サクシード中山校では以下の公立中学校の生徒さんが在籍しており、それぞれの中学校に合わせて専門の対策授業を行っています。

◇定期試験に向けて対策がしてみたい！

◇定期試験の勉強の仕方が知りたい！

◇テストの点数を上げたい！

という方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。無料のカウンセリング・教室見学・体験授業のご案内も出来ます☆

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