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試験・テストには盤石の布陣で臨もう

2022.09.10

こんにちは、仲町台校の片野です。
6月の定期テストが始まったと思ったら、
面談→夏期講習→夏休み明けテスト
と、仲町台校は怒涛の忙しさでした💦

茅ヶ崎中・早渕中・新羽中・新田中の生徒たちは、前期期末テストお疲れさまでした。
夏休み以降、積極的に自習室を利用する生徒も増えてきました。
君たちの成長をとても頼もしく感じます。
来週は城郷中のテスト、月末には英検、10月頭に都田中・私立中・高校生のテストがあります。
しっかり準備をして臨みましょう。

ばんせきのぬのじん???

さて、「盤石の布陣」ですが、皆さん、正しく読めますか?
中学生は全員読めてほしい!意味も知っていてほしい!!!




はい、答えは「ばんじゃくのふじん」ですね。
囲碁の言葉から由来していそうですね。

・盤石
盤石(ばんじゃく)は、「大きい岩」「極めて堅固なこと」という意味をもちます。
人々を救おうという「固い意志」をもった不動明王が「固いダイヤモンドの土台」に座すということから、「盤石」という言葉が成り立ちました。

全然違いましたね💦

・布陣
陣を構えること

現代で「陣」と言われてもピンとこないかもしれませんね。
スポーツなどで各ポジションに選手を配置する、そんな感覚です。
なので「盤石の布陣」とは「かったい石でスタメン作ったで」です(笑)。
わかりづらいですね。
「盤石の布陣」=「完璧な準備」です。
テスト・試験はやり直しのきかない1回勝負、毎回「盤石の布陣」で臨みましょう。

試験・テストは「百戦して殆(あや)うからず」

では、この言葉はどうでしょう?
「敵を知り、己を知れば、百戦して殆(あや)うからず」
これは中国の知将、孫子という人の言葉です。
「相手の手の内を把握し、さらに自軍の軍勢の状態を把握しておけば、100回戦っても負けるようなことはない」
というような内容の言葉です。
これは現代では、試験やテストにこそ、まるっきり置き換えることができるような内容です。

・敵を知る
試験やテストにおいての敵は「試験問題」です。
基本的に試験やテストは数年傾向が変わらないことが多いです。
昨年の試験、前回のテストではどんな問題が出ていたのか、把握しておくことが大切です。

・自分を知る(+自分に力をつける)
試験やテストにおいて「敵を知る」より大切なことは「自分を知る」ことです。
どれだけ問題の傾向などを熟知していても、問題を解く力がないと得点できません。
敵を知った上で、敵を攻略する武器を備える、といったところでしょうか。
自分は次回のテストでよい点数を取るためにどんな学習をしなければいけないのか、
出題を把握した上で学習に取り組むことで勉強の目的がはっきりして取り組みやすいと思います。

また、模試では、過去に自分が受けてきた試験の1問1問の正誤表がついてきます。
受験者全体の正答率も出ているので、
「正答率50%が超えているものだけでも解き直ししておこう」
「地学分野の正答率が低いから、地学の復習をしておこう」
というように、弱点を優先的に補強するのがよいでしょう。

戦国の世の中では負けは死を意味します。
絶対に負けられない戦いを何度も繰り返していたのです。
テストに対しての取り組みはどうだったでしょうか。
入試も絶対に負けられない戦いですよね。
「こんなものでいいかな」というような準備で、戦国時代の人は戦いに出ていったでしょうか?
次回のテストや試験は、ぜひ、孫子の時代に散っていった人たちに思いを馳せながら、
自身の目標に向かって盤石の準備をしてみて下さいね。

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