文化祭に行った話
2023.09.19
みなさんこんにちは。
川和町校の那谷屋です。
つい先日、高校生の生徒の文化祭に遊びに行ってきました。
その子はブラスバンド部に所属しているので、その発表を拝見しました。
やっぱりいいものですね。
以前ジャグリング部や合唱部の発表を見に行ったこともありますが、感動します。
本番が始まる瞬間の、あのなんともいえない緊張感と昂揚感。
お客さんの手拍子と一緒に会場をあたためていく一体感。
ふだんは教室で勉強する様子しか見ていないので、「知らないうちにあんなに大人になって…」と、親心にも似た気持ちを抱きます。
プロの演奏とはまた違った感動でいっぱいになります。
その後に仕事があったので挨拶することもできず、文化祭のほかのイベントを楽しむこともできなかったのは残念でしたが、充実した時間を過ごせました。
私は立場上、ふだんは生徒たちに「勉強しなさい」と言っています。
でも、学生時代は勉強以外の活動もとても大切です。
仲間と一緒に損得勘定抜きでひとつのことに一所懸命になれるのは、学生時代にしかできません。
大人になるとどうしてもそういった勘定や時間の制約が出てきてしまいますが、何よりも違うのはパワーです。
青春のパワー(陳腐な言葉ですいません…)に圧倒されて、なんだかこちらまで若返るような気持ちになります。
部活に限ったことではありませんが、学生のみなさんには、どうか勉強以外の何かにも全力で取り組んでほしいと思います。
その経験は、一生の宝になります。
…勉強をしなくていいわけではありません。
勉強は大事です。
学生の本分は勉強です。
全力で勉強しつつ、勉強以外のことにも全力を尽くしてほしいです。
私は「人間はふたつ(以上)のことに全力を尽くすと人生が充実する」と思っています。
ひとつだけのことに集中しすぎると、それに詰まったときに絶望してしまいます。
ですが、ほかにも熱中できるものがあれば、気分転換をしながら交互に進めていくことができます。
私も学生時代は、勉強が大好きだったわけではありません。
どちらかというと嫌いでした。
ですが、目の前のことができないのは悔しいので勉強していました。
同時に、同じくらい全力で遊んでもいました。
スポーツも、音楽も、ゲームも、全力で遊びました。
その経験は、いまも生きています。
いまも仕事だけしているわけではありません。
休みがあれば旅行をしてしまいますし、仕事帰りにはジムに通っています(成果については聞かないでください)。
そういった楽しみがあるから、仕事を頑張ることができます。
断言しますが、文武両道は実現できます。
むしろ、そのほうが楽しいです。
ですから、一所懸命勉強してください。
そして、同じくらい勉強以外のことに熱中してください。
その両輪が上手く回れば、人生は充実していきます。