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いまから始める公立高校入試対策の英語

2023.03.14

みなさんこんにちは。

川和町校の那谷屋です。

本日のお話は、タイトルの通りです。

対象学年は中1・中2です。

「先日高校入試が終わったばかりなのにもう?」と思うかもしれません。

あくまでも個人的な意見ですが、高校入試の5科目の中で、英語が一番点を取りにくいです。

その理由を、問題構成を見ながら説明していきます。

2022年度高校入試英語の問題構成は以下の通りです。(最新の2023年度でないのは、正答率がまだわからないからです)

大問小問問題種類配点正答率
1(ア)No.1リスニング362.2
1(ア)No.2リスニング363.1
1(ア)No.3リスニング352.1
1(イ)No.1リスニング363.6
1(イ)No.2リスニング364.0
1(ウ)No.1リスニング370.9
1(ウ)No.2リスニング372.3
2(ア)単語選択263.1
2(イ)単語選択275.2
2(ウ)単語選択270.9
3(ア)文法選択373.8
3(イ)文法選択379.0
3(ウ)文法選択381.0
3(エ)文法選択366.6
4(ア)語句整序455.0
4(イ)語句整序465.3
4(ウ)語句整序422.0
4(エ)語句整序425.5
5条件英作文513.3
6(ア)長文空所選択558.9
6(イ)長文空所選択554.2
6(ウ)長文内容選択530.8
7(ア)長文図表読取534.2
7(イ)長文図表読取552.6
8(ア)長文内容選択542.2
8(イ)長文空所選択545.9
8(ウ)長文内容選択541.9

表を全部読みましたか?

読み飛ばしたという人は、いますぐ読んでください。

この程度の表を読めないようでは入試で点は取れません。

さて、ではまず英語が点を取りにくい理由です。

表の通り、長文問題の配点が大きいからです。

「長文問題が一番得意!」という人は、ほとんどいないと思います。

また、単語や文法も3年間で学習した中からまんべんなく出題されます。

数学のように「関数の基礎だけ定着させておけば9点は確実に取れる!」みたいな作戦が取れないんです。

英語はできる人とできない人の差がつきやすい科目です。

それは、全体的な基礎が定着していればどんどん伸ばしていけるし、それができていないと点がまったく安定しないからです。

「ちょっとやってちょっと取る」みたいなことができないんですね。

そんな英語ですが、英語が苦手な人の目標点は60点です。

偏差値50の高校の5科目合計点がだいたい300点なので、そこを基準にしています。

では、大問ごとに見ていきましょう。

問1 リスニング

リスニングだけで10分前後時間がかかりますし、21点もの配点があります。

ここでどれだけ取れるか、いきなりの山場です。

(ア)と(イ)は必ず取れるように練習しておく必要があります。

(ウ)はこの年は高い正答率でしたが、基本的に難しい問題です。

取れたらラッキー、ぐらいで大丈夫です。

リスニングはとにかく耳を慣らすことが大事です。

QRコードやネットからいくらでも音源は見つかるので、練習しておきましょう。

これは学校の定期テスト対策としても使えます。

ひとつ注意しておいてほしいことがあります。

模試や過去問の解説を見ると、必ずリスニングの台本があります。

その台本を読んでも内容がわからない場合は、リスニング的な問題ではありません

シンプルに英語を読む力が足りていません

ですので、その場合は問2~8の対策を参考にしながら耳を慣らしていってください。

問2 単語選択

文法というよりも、単語そのものの意味を知っているかどうかが大きいです。

「知らなければそれまで」とあきらめないでください。

語彙がなければ英語は解けません

国語と同じです。

国語だって「犬」「鉛筆」「泣く」といった単語の意味がわからなければ解けるはずありませんよね。

数が多いからといってあきらめないでください。

単語はあらゆる問題を解くための基礎です。

毎日の積み重ねです。

覚えるときは、音とスペルと意味をセットで覚えましょう。

発音問題が出ないからといって、音を軽視しないでください。

日本語と同じです。

「犬」を「いぬ」と読まずに漢字と意味だけ覚える人はいないはずです。

繰り返し繰り返し毎日積み重ねましょう。

単語をひとつ覚える度に、英語の意味が少しずつわかってきます。

それはあなたの世界が広がることと同じです。

小さい頃の好奇心をもう一度思い出してみてください。

配点は1問2点と小さいですが、ここを落とすということは語彙の不足ということなので、ほかの問題でも点が取れないということです。

問3 文法選択

ここでは文法の力を問われます。

英語って、何かと文法、文法といわれます。

国語ではあまりいわれないのに、英語だとまず文法といわれます。

文法というのは、その言語を読み解くための「ルール」です。

なぜ大事だといわれるかというと、「ルール」だからです。

スポーツでもルールを知らなくては、何もできません。

「文法大好き!」という人はあまりいないと思いますが、文法を覚えないということは、ルールを知らない状態でスポーツの試合に勝とうとするのと同じです。

配点が1問3点と高くなってくるので、ここは全問正解しておきたいところです。

問4 語句整序

ここでは文法の総合力を問われます。

いやらしいのは、「6単語中1個は使わない」という点。

ここで惑わされやすいです。

あとは語順を意識すること熟語セットを作ること

ゲーム最終盤のボスラッシュだと思って気合いを入れて取り掛かります。

配点が1問4点と大きいですが、後半に進むにつれて正答率も下がるので、ここは2問取れていれば十分です(1問でも可)。

問5 条件英作文

正答率13.3%と、圧倒的な低さです。

60点を目指すのであれば、ここは捨ててしまってもいいです。

それよりも次からの長文に備えましょう。

もし万が一時間が余ったら挑戦する、ぐらいで大丈夫です。

問6、7、8 長文読解

ここからが正念場です。

問6はグラフがからんだ説明文、問7は表や図の読み取りをする短めの文章、問8は会話文です。

ひとくくりに長文といっていますが、それぞれ特徴が異なり、正答率も違っています。

特に問7は文章量が少なめで正答率も高いので狙い目です。

問6と問8は文章量が多いです。

神奈川の高校入試問題の文字数は全国的に見てもかなり多いです。

それだけに、時間との戦いになります。

どちらかというと問8のほうが会話文なので手を出しやすいかもしれません。

ここは自分の得手不得手に合わせて解く順序を考えましょう。

また、国語でも同様ですが(*)の注釈は必ず見ましょう

なんの意味もなく載っているわけではありません。

ヒントになるからこその注釈です。

語彙と文法が身に付いていれば、あとは反復演習で長文の得点は伸ばすことができます。

これこそ「やればできる」です。

ひととおり大問を見てみました。

それでは、取るべき問題を挙げていきます。

問1 (ア)(イ)15点

問2 全問    6点

問3 全問    12点

問4 どこか1問 4点

問5 なし

問6 (ア)(イ)10点

問7 (ア)(イ)10点

問8 (ア)(イ)10点

これで67点です。

ここから2問ぐらい落としても、60点はキープできます。

なんとなく取れるような気がしてきましたか?

そのために必要なのは次の4点です。

①単語暗記

②文法の理解と演習

③長文読解演習

④リスニング練習

上から優先順位が高くなっています。

スポーツで例えるなら、道具を揃え、ルールを理解し覚え、試合形式で実践し、見学もする、といったところでしょうか。

繰り返しますが、英語はできる人とできない人の差がつきやすい科目です。

苦手な人は、単語を覚え(道具を揃え)ているか、文法を理解し覚え(ルールを理解し覚え)ているかを振り返ってみてください。

それができていない人は、やはりスポーツに例えてどれだけ無謀なことをしているか考えてみてください。

最後に

高校入試問題は、数年に一度、突然出題傾向が変わるときがあります。

難易度がガラッと変わることもあります。

ですが、もしそうなったときも、準備してきた勉強が無駄になることはありません。

出題傾向が変わって焦るのはみんな同じです。

ですので、「どれだけ準備をしても足りない」ということは大前提として覚えておいてください。

想定外のことは起こります

それを意識しておくだけで、だいぶ落ち着くことができます。

そして、仮にそうなったとしても、「解き方がわかる問題を確実に取る」というミッションは変わりません。

それまで積み重ねてきた60点取るための実力をそのまま発揮してください。

単語や文法を地道に覚えるのは、面倒ですし大変です。

ですが、それは道具を揃えることであり、ルールを覚えることです(しつこいようですが)。

その必要性が少しでも伝われば嬉しいです。

と同時に、いまから高校入試を意識して日々の勉強を積み重ねていってみてください。

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