先を見て足元を見て
2022.08.27
みなさんこんにちは。
川和町校の那谷屋です。
夏休みももう終わりですね。
みなさんの絶望する気持ちはとてもよくわかります。
毎年のことながら、始まる前は「1ヶ月も休みだヒャッホー!」と思っているのに、気付けば来週から学校が始まる。
この絶望は、毎週日曜日の比ではありません。
24時間テレビの終わりとともに夏休みは終わりを迎えます。
ですが、悲しいことばかりではありません。
学校が始まれば、またたくさんの友達に会えます。
昔はよく「2学期デビュー」なんて言葉を聞きました(類義語に高校デビュー、大学デビューなどがあります)。
夏休みを経て、外見あるいは内面に大きな変化があり、休み前とは別人であるかのような状態で新学期を迎えることを指します。
身体が大きく成長している人もいるでしょう。
外で部活に打ち込み、真っ黒に日焼けしている人もいるでしょう。
ひと夏の出会いや別れを経験し、精神的に成長している人もいるでしょう。
もちろん勉強面でも大きく変わっているはずです。
夏期講習を乗り越えたんだから。
夏休み前のテストでいまいち上手くいかなかった人も、次のテストでリベンジしてやりましょう。
人は生まれ変われます。
「俺はそんな簡単に変わらないぜ」とか言って休み前とまったく同じ人がいたら、それはそれで問題です。
人は変わっていく部分と変わらない部分があるものですが、変わっていく部分は前向きに変わっていきましょう。
テスト後は?
さて、日々の生活の中で大切なのは、先々を見据えることです。
中学生のみなさんは、夏休み明けにテストがあります。
高校生も10月にはテストがあります。
(10月はまだまだ先ではありません。1ヶ月と少ししかないです)
テストにはもちろん全力で挑みましょう。
テスト後に知識が残るかどうかはさほど問題ではありません。
ひとつのことに向かって全力で取り組み、成功したり失敗したりする経験こそが得難い宝物です。
ですが、テストが終わった後のことも考えておきましょう。
中3は?
中学3年生は、11月の半ばに内申が決まる最後のテストがあります。
その対策をしていくと同時に、予習をどんどん進めていく必要があります。
特に数学、理科、社会です。
入試直前となる1月には、過去問や予想問題を解いて本番に備えます。
ということは、どんなに遅くとも年内には中3の教科書内容を終わらせておく必要があります。
ここが学校の進度と大きくズレているところです。
学校では入試までに教科書を終わらせるペースで進められています。
そうすると、直前に扱った内容を復習し実践的な力をつける時間が圧倒的に足りません。
それは数学の「三平方の定理」だったり、理科の「天体」だったり、社会の「公民」だったりです。
ですが、それらの内容も当然入試では出題されます。
「学校で扱ったのが入試直前だったから勉強できなくて解けなかった」なんてのは、言い訳にもなりません。
春の面談からずっとお伝えしていますが、数学、理科、社会は予習に力を入れましょう。
そうしないと本当に間に合わなくなります。
高3は?
一般受験をする人は、10月ぐらいから共通テストや志望校の過去問を解き始めます。
学校や予備校によってはこれよりもずっと早くから取り組むところもありますが、そこまで急ぐ必要はありません。
9月末までは基礎固め、入試に必要な科目をひととおり勉強し、基礎を充実させることに注力します。
そこからは実際の問題を解きながら自分の課題と向き合い、実力を高めていきます。
ということは、そこまでに復習が終わっていないと少々まずいです。
受験生の実力を高めるルーティン
中3、高3、小6、つまり受験生が過去問を解き始める時期になると、次のような進め方になります。
「過去問(予想問題)を解く」→「弱点分野を復習する」→「過去問を解く」
とても単純な構造ですが、時間がかかります。
科目はひとつだけではなく、弱点もひとつだけではないからです。
しかも精神的にもきついです。
ひととおり復習を終えている状態なので、模試でも過去問でも「まだ勉強していないからできない」という言い訳が一切できません。
自分の弱点と向き合い続けるというのも、なかなかしんどいものがあります。
ですので、煮詰まってきたら気分転換をしましょう。
何をするかというと、違う科目や分野の勉強です。
数学の勉強に飽きたら、英語を勉強する。
英単語を覚え飽きたら、長文を解く。
そんな感じです。
実際にやってみるまでは信じられないと思いますが、これで意外と集中力が続きます。
私の敬愛するさだまさしは、曲作りに行き詰まったときは気分転換に違う曲を作っているそうです。
受験生以外の学年は?
テストが終わったら、というかテスト前でもそうなんですが、日頃の勉強を大切に、集中して行いましょう。
そもそもテスト前にだけ勉強時間をやたら増やさないといけないのは、ふだんの勉強をおろそかにしているからです。
特に数学や英語や理科は前提となる公式や単語を覚えていないと手が出せないので、学校の授業がさっぱりわからないということになりかねません。
私はテスト前に勉強するのが嫌でした。
それはもう、とてもとても嫌でした。
例として適切かはわかりませんが、先生の前でだけ良い子ぶったり上司の前でだけ張り切ったりする人のような感じがして、嫌でした。
また、ふだんの授業がわからないのも嫌でした。
学校滞在時間の多くを占める授業がわからないということは、学生時代の多くを虚無で過ごすということです。
虚無というのは耐え難い苦痛でした。
このふたつの「嫌」を解消する手段は、日頃こそ頑張ることでした。
だから、ふだんの勉強、学校や塾の授業を全力で受けていました。
授業中は勉強以外やることないんですから。
その結果、テスト前でも特別勉強時間を増やしまくるということはありませんでした。
範囲が広いのでもちろん勉強自体はしていましたが、それは復習です。
さも初見のようなノリで勉強することはありません。
なので、テスト前に頑張ったという記憶はあまりありません。
ふだんの勉強を頑張っていたからです。
頑張らないために頑張っていたからです。
なぜか勉強のことだけ他と差別化する人がいるんですが、ふだんの練習をサボって試合だけでスポーツが上達する人なんていませんよね。
演奏会だけで楽器が弾けるようになる人なんていませんよね。
ふだんから頑張っていれば、本番前にすることなんてコンディション調整や通し練習ぐらいのものです。
勉強もまったく同じです。
テスト後にどっと疲れるという人は、テスト前にしか勉強しないからです。
脳が筋肉痛になっているだけです。
その負の循環から抜け出すためには、日頃の勉強を大切に、集中して行いましょう。
余談
完全に余談ですが、語呂合わせで覚えるものってけっこうあると思います。
歴史の年号や化学の元素記号とかです。
テスト勉強としても使える小ネタなんですが、語呂合わせが気に入らなかったら自分で考えてしまいましょう。
例えば元素記号の「H He Li Be B C N O F Ne」を「水兵リーベ僕の船(リーベとはドイツ語で「愛する(lieve)」)」。
これはだいたい全国共通です。
問題は次です。
「Na Mg Al Si P S Cl Ar K Ca」→「七曲りシップスクラークか」。
…なんだって?
いや、語呂合わせとして通じるのはわかります。
よくできているのもわかります。
さすが全国区の語呂合わせです。
でも、単純に気に入りませんでした。
そこで、「Na Mg Al Si P S Cl Ar」→「生臭くもあるし、プスッとくらあ」と覚えました。
文章的な意味はわかりません。
KとCaは思いつかなかったので、2個だけですし気合いでそのまま覚えました。
元から用意されているものが納得できなかったり気に入らないときは、自分で作りましょう。
その際、できるだけ強引でくだらないほうが覚えやすいです。
「ペリーが来航したのは?」→「1853年。いやー(18)ゴミ(53)の多い国だと驚くペリー」とかです。
テストまで数週間。
知恵と工夫とくだらなさで面白く乗り切っていきましょう。
